ブルー・フィクサー

地球とS-1星の関係、マリンとアフロディアの愛憎に焦点があてられる事が多い作品ですが、彼ら二人のわきを固めるレギュラー陣の信念、肉親や故郷への思いなどのバックボーン、小道具や戦闘シーンにおいて見られる本格的なSF考証などでもぐいぐいと引き寄せられる本作。バルディオスの活躍は控えめでありロボットアニメとして見るとやや物足りない所があるかもしれませんが、ハードなSF、人間ドラマとしてのストーリー展開は一級品。80年代に一世を風靡した葦プロロボットアニメとロボットアニメ初挑戦ながら腕を奮った故・首藤剛志さんの原点ともいえる作品、それ故に志半ばで打ち切られた事は惜しい物です。
 劇場版については総集編としてはやや微妙ですが、やはりTVシリーズで描かれなかった最終回までの物語に衝撃を受けます。

  全登場人物徹底紹介
メカニック徹底紹介
アルテバロンメカ徹底紹介 
 全話徹底解説
ひげどっとこむ。 
環境破壊が深刻化していたS-1星では科学による環境浄化を主張するレイガン博士ら科学者グループと、移住可能な惑星への武力侵攻を計画するガットラーら軍部が衝突していた。ガットラーが皇帝を暗殺して自らを総統と宣言してレイガン博士の一人息子マリンに皇帝殺しの罪を着せた時、マリンは父の敵を討つため一人戦闘機パルサバーンでガットラーに立ち向かう。
だが、戦闘の余波ででマリンとガットラーらは地球へワープ。ガットラーは地球が移住可能な惑星と知るとアルテバロン軍を結成して地球侵略を開始した。迎え撃つはブルー・フィクサーに改造されたパルサバーンらが合体するスーパーロボット・バルディオス。マリンは地球での仲間達の衝突を得ながら絆を深め、そして因縁のあるアフロディアに心を動かされていくが……。
1980.6〜1981.1 全34話(うち未放映話3本) 東京12チャンネル系
原作・構成:酒井あきよし
製作:壷田重三
企画:佐藤俊彦、壷田重夫
監督:広川和之
脚本:酒井あきよし、鳥海尽三、筒井ともみ、首藤剛志、鈴木裕二、広川和之(中村亮之介)、山内敏彦、佐東茂
キャラクターデザイン:上条修
メカニックデザイン:佐藤元
音楽:羽田健太郎
OP「あしたに生きろバルディオス」ED「マリン・いのちの旅」作詞:保富康午 作・編曲:羽田健太郎 歌:伊勢功一
プロデューサー:草野和郎、加藤博
製作:第一放映、国際映画社、葦プロダクション(プロダクションリード)

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