元気爆発ガンバルガー 全話解説
第35話 がんばれ!出前一人旅

脚本:千葉克彦 絵コンテ:山口祐司 演出:渡辺信一郎 作画監督:佐久間信一


 哲哉を連れて出前に出かける力哉。だが哲哉は自分も立派な手伝いができると駄々をこね、そこで力哉は哲哉へ一人で内田さん所へどんぶりを取りにいってほしいと仕事を与える。だが帰り道で哲哉は道にはぐれてしまい、力哉から教えられた迷った際の目印である工場の煙突もなぜかひとりでに折れて倒れてしまった。その原因は超魔界獣グローラーが目の前の物や人を次々と押しつぶしていたのである。そんなグローラーに遭遇した哲哉は必死で逃げるが追い詰められてしまい、レッドガンバーがグローラーを救おうとするが、彼はグローラーに押しつぶされてしまい、ペラペラ人間として飛ばされた。
 レッドガンバーを拾ったイエローガンバー。ガンバルガー、ゲキリュウガー、リボルガーの3体が立ち向かうが、リボルガーはレッドガンバーがペラペラ人間ゆえにまともに操縦できず、その上ガンバルガー、ゲキリュウガーもペラペラにされてしまう。しかし哲哉の激励がレッドガンバーを奮い立たせる。リボルガーはグローラーへ必死に抵抗し、潰されたガンバルガー、ゲキリュウガーの抵抗もあり、グローラーは吹き飛ばされ、リボルバスターが引導を渡した。そしてレッドガンバーは哲哉を家に送り届けようとしたが、彼は目の前に煙突が見える事と、男と男の約束を守るためと一人でお使いを完遂させる事を選んだ。その夜無事に哲哉はお使いを成し遂げ弟の成長を心から喜ぶ力哉だった。


兄弟の絆。お使いを成し遂げた弟を前に。

 ガンバルガーでは久しぶりにほろりと来るタイプのストーリー。一応ギャグシーンとしてはペラペラ人間にされた際の描写や、ペラペラ状態のガンバルガー&ゲキリュウガーに支えられるリボルバスターとありましたが、やはり哲哉が憧れのレッドガンバーの誘いよりも力哉との男の約束でもあるお使いを一人でやり遂げる事を選んだシーンではないでしょうか。この時の力哉の微笑ましい姿はキュンと来ます。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告

虎太郎がひとり〜、虎太郎がふたり〜、ああ〜あっちもこっちもオレだらけ!魔界獣め!こうなったら変身だ!ゲッ、今度はイエローガンバーだらけ!コックピットはぎゅうぎゅうのちょ〜満員。も〜いいかげんにして〜っ!
次回、元気爆発ガンバルガー「虎太郎がいっぱい!?」秘密のヒーローに大変身!

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