元気爆発ガンバルガー　全話解説
第38話　正義のヤミノリウス!?

脚本:川崎ヒロユキ　絵コンテ・演出:河本昇悟　作画監督:菊池晃

　純に頼まれて虎太郎達は亜衣子先生に理想の男性像を聞いてほしいと頼まれた。彼の理想は正義を愛し優しい心を持ついわばジャーナリストが理想の人物であり、ちなみに浪人生には興味がない。そんな亜衣子先生は密かに結婚願望にあこがれていたようである。
　ヤミノリウスは小石から大魔界獣イシガンダーを生み出し、あらゆるものを石へ変えていくが、石に姿を変えた小鳥が脳天に落ちてしまい、ヤミノリウスは記憶を失ってしまった。そんな彼は闇野へ変身できる自分の力に戸惑いを抱きながら亜衣子先生のところでお世話になり、彼女の生まれながらに悪い人は一人もいない。そんな彼女の清らかな心に彼は心を奪われていく。だが、2人の前にもイシガンダーが現れた。彼らは石からガンバルガー、リボルガー、ゲキリュウガーを彫刻して生み出し、石像はグレートガンバルガーへ合体。本家グレートガンバルガーも立ち向かうが、勝負は五分五分だった。
　その頃闇野は千夏に出会って自分が正義のジャーナリストだと思い出し、ガンバルガーを応援し、イシガンダーから亜衣子先生を守るために自分の力を使ってしまう。その力を使ってしまった事で、自分は亜衣子先生に恐れられるかと思いきや、彼女は闇野は良い人だと少しも恐れることはなかった。そんな彼女にますます闇野の心は揺れるが、グレートガンバルガーによって砕かれた偽グレートダンガイオーの破片が闇野に命中し、彼は記憶が戻った。
　その後イシガンダーはグレートファイナルアタックの前に敗れた。この戦いで亜衣子先生は闇野とまた出会える事を信じ、そしてヤミノリウスは記憶を失っていた間に何か温かい触れ合いがあったような事を感じていた。

理想の人物、人としての優しさ。

　さて、この回から終盤へ向けて徐々に物語が加速していく印象もあります。今までは日常における人物だった亜衣子先生が闇野と関わりをもったことから終盤での彼女の行動も印象に残る者になっていきます。また最初から悪い人などいないとの彼女の素晴らしい考えに闇野は考えを変えていくのでしょうか?
　個人的には記憶を失った際の闇野の演技はもう少し普通の人っぽくされていた方が良かったかも?

今回の突っ込み

今回は特にありません。

次回予告

も〜すぐ楽しいクリス〜マス〜なのにウチにはサンタクロースが来ない!オレもプレゼントが欲しいよぉ〜!何っ!?魔界獣がプレゼントを独り占めしてる!?う〜ん、メリークリスマスの恨み、絶対に晴らしてやる!次回、元気爆発ガンバルガー「サンタは街の大泥棒!」秘密のヒーローに大変身!」