元気爆発ガンバルガー 全話解説
第46話 おれたちは元気爆発!

脚本:金巻兼一 絵コンテ・演出:河本昇悟 作画監督:藁谷均


 三大魔王はあまりにも強く、ガンバルガー達へ超ミラクル合体させる余裕も与えない。ヤミノリウスは彼らの復活に歓喜していたが、ゴクアークは以前彼のせいで地球を支配する機会を逃した事を根に持っており、もう彼はお呼びでないとヤミノリウスをコアラに変えてしまう。三大魔王は人々を次々と取り込んでエネルギーへ変えており、ガンバーチームは千夏達の危機を前にガンバルガー達から降りて彼らを助けようとする。だがイエローガンバーが到着した時、全員は既に吸い込まれる状況だった。、ゴンは自分がいなければまだ助かると信じてゴクアークへ取り込まれる事を自分から選び、それだけでなく全員がゴクアークに吸い込まれて、ヤミノリウスもその中に入っており、自分も地球人と同じ運命が待っているのかと不安を隠せなかった。
 ガンバルガー達が使えなくても、自分達で出来るところまでやってみるとガンバーチームはゴクアークの元に飛び込んだ。生身の3人で三大魔王へどこまで立ち向かう事が出来るのだろうか。人々は不安になるが、ガンバーチームを信じる千夏達の激励が彼らを支え、そして亜衣子先生はヤミノリウスへの説得をあきらめなかった。ヤミノリウスは何故彼らがそこまで戦えるのかと疑問を感じるが、亜衣子先生は彼らが青空町とそこに住む人々を愛しているからだと教えた。今人々の応援の声は徐々に強くなっており、彼らの心がガンバーチームの力の糧となり、人々の道を踏み越えて3人は三大魔王の元へ到着する。途中で彼らに捕まってしまうも人々の応援が彼らの束縛から逃れ、3人の力を合わせることでガンバルガーの束縛を解き、合体した大魔王をファイナルガンバーソードを両手にしたグレートガンバーが貫いた。
 3大魔王を粉砕した今、人々は無事解放され、ゴンは無事藤兵衛として元の姿に戻った。そして同じく元の姿に戻ったヤミノリウスは人々から眼の敵とされるが、亜衣子は身をもって彼は悪くないと庇う。なぜそこまで彼女は自分を思ってくれるのか。ヤミノリウスは亜衣子の愛を受け止める事が出来ず一人去っていく。
 そしてガンバーチームは人々に歓喜された時、千夏からイエローガンバーは虎太郎ではないかと迫られる。正体を明かすかどうか迷う3人だが、藤兵衛が呪いから解放されたことから大丈夫だと3人はヘルメットを脱いだ。彼らの意外な正体に驚く人々だが、彼らへ突如呪いが発動する。なんと三大魔王はまだ健在であり、人類をエネルギーへ変えず滅亡させるつもりなのだ……!!


青空町の人々がもたらした勝利、そしてヤミノリウスは……。

最終回1話前についてですが、ライバルポジの上司でもあるラスボスポジを相手に苦しむ主人公が仲間達の支えを得て逆転勝利を収めていくドラマはライジンオーに通じる展開ではないかと思います。ライジンオーでは5年3組の生徒達により仁達が助けられる事に対して、こちらは青空町の人々。どちらともキャラクターの掘り下げが出来ていたからこそ主人公への応援で勝利を導く展開が光る訳です。この非戦闘員のレギュラーが主人公達を支える描写を経てゴウザウラーではメインキャラクターが同じロボットに乗り込んで操る発想につながった事かもしれません。
 ラスト2話でライバルポジの心情の変化に焦点があたっていく点もライジンオーのベルゼブに通じるものがありますが、心情の変化を与える人物が主人公ではなく亜衣子先生という点は最大の相違ともいえます。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告

「ワオオォォォ〜ン!最後の最後って時に、なんで犬なんだ!?大魔王め、一体どうやったら倒せるんだよっ!?おあぁっ!地球がバラバラに割られちゃった!!宇宙を木っ端微塵にする気だな!よ〜し!こうなったら宇宙の果てまで追っかけてやるっ!!
次回、元気爆発ガンバルガー 最終最後の大決戦! 秘密のヒーローに大変身!」

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