元気爆発ガンバルガー 全話解説
最終回 最終最後の大決戦!

脚本:金巻兼一 絵コンテ・演出:日高政光 作画監督:近藤高光


 犬にされても3人は大魔王へ立ち向かうが、千夏、百合香、桂は彼らを思うがゆえに戦わせたくない。だが彼らの前にヤミノリウスは再び姿を現す。犬になってもそこまでゴクアークに立ち向かうのかと尋ねられても彼らの答えは変わりはない。3人の固い意志を目にして、ヤミノリウスは4人の呪いを説き、行ってゴクアークに敗れてしまえと強がりながらも彼らの健闘を信じて去って行った。元の姿に戻っても彼らを戦いに向かわせたくない人々もいる。特に鷹介の母はガンバーチームは下品な集団だと容赦ない事を言ってくる。しかし鷹介は自分はブルーガンバーとして行かなければならないと遂に母へ反抗してまで戦う事を選び、力哉は哲哉に今まで自分が嘘をついた事はあったかと必ず帰ってくると約束し、虎太郎は心配する千夏へ自分のかっこいい活躍を撮ってくれよと彼らしい励ましをして宇宙へと飛び立った。

「本当にこれが私の望んだ結末なのか……違う、断じてこれは違う!私が望んでいたのは破壊ではない。この世界を消し去ることではない」

 大魔王は地球を粉々に砕くつもりである。大魔王の行動に疑問を感じたヤミノリウスは哲哉を救って地割れから落ちた亜衣子先生を助け、己の魔法で地割れを修復し、地球を破壊してはならないと大魔王を説得する。たとえ大魔王の攻撃を受けても彼は立ちあがり続けたが、大魔王は彼の行為に逆上して遂に地球を粉砕してしまった。大魔王は宇宙そのものを崩壊させようとしている。彼らの攻撃から逃れるグレートガンバルガーだが、またも大魔王の呪いで犬の姿に変えられてしまう。彼らだけでは心配で見ていれないとヤミノリウスは権兵衛と共にグレートガンバルガーのコクピットへワープ。呪いを解くとともに権兵衛はお前達に作戦はないのかと虎太郎を駄目だしする。
 しかし、虎太郎はとっさに大魔王の体内へ突入して内部から破壊する作戦を提案。これによりガンバルガー、リボルガー、ゲキリュウガーは体内へ突入を開始し、内部で超ミラクル合体しようとするが、内部からのガンバルガー達への攻撃も執拗なもので超ミラクル合体のタイミングがつかめない。しかし権兵衛の攻撃により大魔王はひるみ、その隙にグレートガンバルガーへ合体してファイナルガンバーアタックが止めをさした。しかし大魔王はグレートガンバルガーを巻き添えにするつもりであり、グレートガンバルガーは逃げ遅れてしまう。果たして彼は散ってしまったのか。千夏達が悲しみにくれた時、なんと3人は近所のゴミの山へと墜落して元気な姿を見せてくれた。桂は力哉の無事に泣いて、百合香は鷹介に抱きついて喜んだ。千夏は虎太郎へ平手打ちをかますがそれも彼を心配していたからである。

「全ては終わった。大魔界の惑うしヤミノリウスは今日を最後に姿を消す。もうお前達の前にこの姿を現すことはないだろう。さらばだ、ガンバーチーム。本当に見事な戦いだったぞ!」

 その後、力哉はプロ野球選手としての夢に向かって努力しており、鷹介は学問に励んでいた。そして虎太郎は相変わらず悪戯三昧ながら忍者としての修行の日々。亜衣子先生は去ったはずのヤミノリウス……ではなく闇野とのめぐりあう事が出来た。そしてガンバーチームだった3人はガンバーブレスとコマンダーを埋めた。これからの日常に必要ないから、そして3人の戦いを思い出として残すために……。

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