魔空戦神徹底紹介


ヤマトタケル全37話+OVA2話に登場する魔空戦神を紹介します。

スサノオ1〜37話、OVA1、2

 惑星ミズホを破壊する為にツクヨミにより送り込まれた魔空戦神。ミカヅチが操る予定だったが、タケルにより操られることになる。第1形態での登場となり、溶岩や岩石を主食として進化していく設定はロボットアニメではあまりにも珍しい設定だが、この設定は第1形態の何話かまでしか使われず、第2形態になってから食事シーンは見られなくなってしまった。
 第17話で進化の為に繭を作り第2形態へと進化。第3形態への進化は打ち切りの為にTVシリーズでは見られず、OVAにて傷ついたスサノオが龍の揺り籠の力でパワーアップする形で登場した。
 殆どの回でタケルが操縦しているが、第10、11話ではキリオミ、第15、32話ではオトが操縦している。また第32話ではツクヨミが遠隔操縦で操ったこともあった。

 カイザーナックル(1、5、7、13、15、16、18、26)……両手のプロテクターを展開させて相手を殴りつける技。その際に電磁波を帯びているようだが、前期OPのように腕から電撃を放つ派手なカットは本編では見られなかった。

 火炎放射(1〜3、14)……胸から放つ火炎放射。第1形態でしか使用されず、特に序盤においてヤクモ村を焼き払ってしまったシーンが一番印象に残ってしまいそう。

 肩レーザー砲(2、5、10、12、14、18、OVA1)……両肩から放つレーザー。第2形態ではめったに使われず、電撃が放たれた事があった。(第18話)

 クサナギの剣(4、5、8〜16、18〜23、26、27、29、33〜37、OVA1、2)……スサノオのメイン武装。操縦席に安置されていたムラクモの剣をタケルが引き抜いたことでスサノオの元にも登場した。

 ミカガミの楯(22、23)……ミズホの街の製造工場からタケルが見つけてきた武器。相手の攻撃を跳ね返す効果を持っているが、デスリング編でしか何故か使用されなかった。

 胸からのビーム(OVA2)……第3形態で使用された武装。肩レーザー砲に該当する装備だと思われる。
タマノオ2、3、22〜24、27、30〜36話、OVA1

 アマツミの操る魔空戦神。既に第3形態で登場しておりそれゆえかスサノオ、ガイオウとの戦いにも互角に渡り合えていた。(第23、24、27話など)第2形態のカゼノオに対しては優位だったが、単身での戦いにキリオミにより持ち込まれてしまった事がアマツミを敗北させてしまうきっかけとなった。
 アマツミの死後も健在でありその後龍の揺り籠に回収されカオンが操縦を担当し、スサノオ、カゼノオの味方として登場した。なおOVAではオトが操縦したがシュラノオの前に敗北している。
 なお当時バンダイから発売された玩具・魔空戦神シリーズではスサノオ以外で唯一発売された魔空戦神であり、第2形態が玩具オリジナルで登場している。(当時8体(※スサノオは大小2種類でリリース予定だった)の予定だったが、結局2体しか発売されず、カゼノオとシュラノオは後期カタログに掲載されていたのだが……)

 剣(22〜24、30、34)

 熱弾(22、27、30〜32)……両腕から放つエネルギー弾。

 円月輪(30、33、35)……シールドとしても使用される大型ブーメラン
トキノオ4、6、31、33話

 クシナダが操る魔空戦神。機動性を重視した第2形態。序盤から登場した割はクシナダのポジションから出番は少なく、終盤ではシシノオとコンビを組んでの登場で引き立て役になる事が多かった。第4、33話で電撃を放つ鞭を使用している。
 第33話でシシノオと共にガイオウに立ち向かうも、歯が立たずシシノオの攻撃の楯にされて大破。
シシノオ5、31、33話

 キリュウが操る魔空戦神。第2形態として登場しパワータイプの機体でもある。武器は龍の口から放たれた青龍刀であり、合体させてナギナタとしても使用された。
 トキノオ同様出番は少なく、第33話でガイオウの手刀で胴体を貫かれ再起不能に陥った。
カゼノオ6、8〜12、26〜33、35、36話、OVA2

 キリオミが操る魔空戦神。飛行能力を持つ第2形態であり序盤のスサノオを苦しめた。キリオミの戦線離脱後ツクヨミにより宇宙に放棄されていたが、キリオミがタケルの仲間として加入したと共に龍の揺り籠に回収され。スサノオのパートナーとなり、終盤ではタマノオのタッグで戦うことが多かった。
 魔空戦神シリーズで発売される予定があり、幻の第3形態も登場する予定だった。

 ダストウェーブ(6)……念動力で大岩を操る技であり、スサノオを生き埋めにする必殺技。

 マグマを操る攻撃(6)……名称不明。生き埋めになった状態のスサノオを始末する為にマグマを呼び起こす技でキリオミいわく、エネルギーの消費が馬鹿にならないとの事。オトにおだてられてこの技でキリオミはかっこよく止めを刺すつもりだったが、それは空腹のスサノオにマグマを食べさせるための罠だったとは彼は知らなかったようである。

 トマホーク(9、12、30、35、OVA2)……2丁の斧を腰に装備している。

 ビーム弾(11)……手の甲から放つ光弾。

 火弾(11、12、31〜33)……胸から放つ火炎弾。

 バリアー(27)……マグマに飲み込まれるスサノオを連れて脱出する際に展開された。

 全身からの電撃(29、30)……全身から放つ電撃。
アラノオ13〜16、18、37話

 オウカが操る魔空戦神。第3形態で登場。第18話では負傷中のオウカに代わってミカヅチが操るも第2形態のスサノオの前に大破してしまう。

 黒魔球(13、14、16)……エネルギーの消費量は多いが、猛スピードで飛ぶ事が可能なうえに、オウカの意志で自由自在に操る事が出来るエネルギー弾。

 鎌(15、18、37)……左腕に装備された鎌。第15話ではブーメランとして使用された。
シュラノオ24、25、34、35話、OVA1

 アモンが操る魔空線神であり第3形態で登場。戦闘能力は魔空戦神ではトップクラスであり、ガイオウと五分五分に渡り合えている。
 TVシリーズではスサノオと戦う機会がなかったが、OVAではミカヅチによる遠隔操作で登場しスサノオを中破させ、タマノオを沈黙させる実力を発揮。その後については不明だが、おそらく合体魔空戦神の一部として登場したのではないかと思われる。ただし、テレビ絵本ではスサノオ、タマノオ、カゼノオの前に大破したイフストーリーが展開された。
 魔空戦神シリーズではオリジナルの第2形態が登場する予定だった。

 バルディッシュ(24、25、34、OVA1)……背中に装備された巨大尾のであり伸縮自在の柄を持つ。

 背中からの電撃(25)……背中のムチにあたる部分から放つ電撃。

 火炎放射(OVA1)……胸から放つ火炎放射。
ツキノオ29話

 ハヤミカが操る魔空戦神であり、腹部と角からの火炎放射と剣を武器とする。初登場の回でタケル達の玉笛とオトとカオンの説得を前にハヤミカが浄化された為、暴走の際の制御する力が失われて大破。わずか1話限りの出番となった。設定ではフルアーマー形態も存在していた。
ガイオウ18〜27、30、32〜37話

 スサノオのオロチ玉で目覚めた新たな魔空戦神であり、ミカヅチを操縦者として選ぶ。設定によると第3形態。スサノオのライバル機として登場しているが、意外とタマノオやシュラノオなど同じ第3形態相手には五分五分であり案外ずば抜けた強さを持っている訳ではない。
 そしてアマノシラトリと合体して第4形態(?)超魔空戦神ガイオウとなり、その能力は2体の魔空戦神を圧倒する程である。(所詮トキノオとシシノオごとき……とか言ってはいけない)だがヤマタノオロチの力の前にはかなわなかったようで、そのエネルギーの前に朽ちて消滅していった。
 なお従来の成長要素に加え合体要素まで持つ魔空戦神でありながら、魔空戦神シリーズの試作機にも唯一ラインナップされなかった不遇な機体でもある。

 トライデント(20〜27、37)……メイン武装。先端からは衝撃波を放つ事が出来る。

 熱弾(23)……掌から放つエネルギー弾。設定によると他にも目からビームを放つ事も出来るらしい。
アマノシラトリ30〜37話

 厳密にいえば魔空戦神ではなく魔空戦機。目からビームを放つ事が可能。

 ヤタの鏡を手に入れた物が授かる大いなる力であり、ナミハヤの光の塔の中で眠っていた。その力は神にも悪魔にもなれるほど。だが試練に挑んだタケルは試練の為に散って行った仲間をよみがえらせることを選んだため、同じ試練を挑んだミカヅチの手に陥ってしまう。
 その後スサノオの手に戻りスサノオとの合体案も用意されていたようだが、打ち切りの関係で実現されないまま終わり、ヤマタノオロチの力を目にガイオウと共に消滅する末路を辿った。主人公のパワーアップメカになるはずでありながら、仲間を助ける代償に敵の手に落ちてしまう珍しい経緯を辿ったメカでもあった。
 なお、テレビ絵本では味方のままオトが操る機体として登場するというもし打ち切られていなければ……とのイフストーリーが展開された。

 

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