超電磁ロボコン・バトラーV 全話解説
第38話 ロペットは蛙が苦手!

脚本:桜井正明 絵コンテ・演出:横山裕一郎 作画監督:塩山紀生、金山明博(総作画監督)


 食材調達の為に釣りに出かけた金木一家だがいい魚は釣れない。あげくのはてにケロッペを餌に魚を釣る事になったが、水中でケロッペは大勢の蛙に取り囲まれてしまう。逃げた問いには水上に大勢の蛙が現れ、木兵衛と金太は今日の夕飯にと蛙を次々と捕まえるが、ケロッペはその蛙達に警戒心を抱いていた。しかし彼らが去った後も蛙達も南原コネクションへ向かい続けていた。これはワルキメデスの作戦であり、南原のコネクションを内部からかく乱する為に送り込んだメカ蛙軍団だっんたのだ。
 この蛙達を豹馬達は不審に思ったが、蛙達はメカ蛙の本性を現した。豹馬達は次々と迎撃するが数はあまりにも甚大。そしてそれらの蛙軍団が一斉に合体して合体メカ蛙ブロアーと化す。出撃する豹馬達だが、外からはマグマ獣フロッキーが出現してしまい彼に手を焼いている間にブロアーはロペットをのみ込み、バリア制御装置の破壊を許してしまう。
 ロペットを人質に取られたバトルチームはコンバインが出来ない為まともに戦う事が出来ない。しかしロペットが内部からブロアーの操縦系統を操縦して彼を操り、モールス信号で自分達の健在を表明。ブロアーはダンケルの手で自爆されようとしたが、間一髪ドスブレッシャーでブロアーは真っ二つに切り裂かれ、バトルマリンによりロペットも救出された。
 ロペットの修理が完了して、コン・バトラーVへのコンバインが成功した。フロッキーはコン・バトラーにくみつくも、バトルチェーンソーに弾き飛ばされ、ツインランサーによる猛攻を経た超電磁スピンで粉砕された。今回の活躍はロペットのおかげだが、ロペットは今回の件で蛙アレルギーになってしまったとか。


ロペットが奪われたら本当に大変

 食材が実はキャンベル星人の刺客であり、またロペットの危機という点から何処となく第10、30話を足して焼き直したような印象の回。しかし二度までキャンベル星人が差し向けた刺客を食材として南原コネクションに持ち込んでしまった木兵衛さん。どちらとも物騒な料理を作ろうとする回なので、彼にそのような料理を作らせる時は要注意した方が良いかもしれません。木兵衛さんは悪人ではなく、マグマ獣に立ち向かおうと気合はあるのですが、息子たちと違いどうも足手まといになってしまう所はちょっとかわいそうです(ロペットはフロッキーに立ち向かおうとした木兵衛を庇ってのみ込まれています)息子ともどもケロットに搭乗させてあげたかったと思ってみたり。
 また、焼き直しとコメントしましたが決してつまらない回ではなく、内部からフロッキーを操縦してバトルチームをサポートする等、ロペットの活躍がなかなか光る回だったりします。そういう意味では救われたような気分です。


今回の突っ込み

またもサブタイトル。ロペットは蛙が苦手とのネタは、フロッキーに捕らわれてからそうなったネタであり、本編には余り絡まないサブタイトルです。もし冒頭から蛙が苦手とのネタがあれば、蛙が苦手で、そんなロペットが蛙型の敵に捕らわれて大ピンチと話が繋がりますが、それをやるとケロッペが既に登場しているのに不自然となってしまいますので、難しい所です。


次回予告(ナレーション全話・キートン山田)

火山の爆発と共に出現するマグマ獣ダコンダーの狙いは何か。今、南原コネクションに恐るべき赤熱の溶岩が迫る。絶体絶命の危機を跳ね飛ばす大作の奮闘に虎子おばさんの激励が飛ぶ。
次回コン・バトラーV「男だ大作!ど根性戦法」にレッツ!コンバイン!!

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