超電磁ロボコン・バトラーV 全話解説
第43話 女帝の趣味は豹馬狩り

脚本:五武冬史 絵コンテ・演出:斧谷稔 作画監督:塩山紀生、金山明博(総作画監督)


 ジャネラはペットとして育てた超獣シシリス・ガロとシシリス・キバに獲物の獲り方を覚えさせようと外へ放す。この二匹が狙う標的は休暇をバイクで走って満喫する豹馬。二匹に追われる豹馬はコネクションへ連絡を取って大急ぎだが、ガロの放つ火の輪に進路を阻まれ、キバの放った電撃を喰らってしまい重傷を負ってしまう。
 バトルマシンの到着により豹馬を間一髪の所で死は免れたものの、重傷である事には変わらなかった。傷ついた彼を前に一人涙するちずるだが、南原コネクションにジャネラからの挑戦状が届く。もしシシリスとの一騎打ちに豹馬が挑まなければ、南原コネクションは総攻撃されてしまう。シシリスはダンケルが無断で出撃したマグマ獣ダルトを瞬殺してしまう程の威力。もしこの2匹を前に豹馬が一騎討ちに出たら間違いなく命を落としてしまうだろう。ちずるが考えた方法は自分が豹馬になり済まして決闘に乗じる事であった。しかしそれは自分を危険にさらす事である。危機を覚悟したちずるは書置きを残して一人決闘の場へと向かう。
 決闘の場では不利でありながらもちずるはシシリス二匹を相手に果敢に立ち向かった。そんな時にバトルマシン4機が到着。特にバトルジェットの到着に彼女は驚きが隠せない。ちずるの手紙を目にした豹馬は自分だけ休んでいる訳にはいかないとばかりに戦いへ立ち上がったのだ。5機がコンバインした時、キバとガロは合体してビッグ・シリウスに変身。ビッグシリウスの攻撃を前に負傷中の豹馬は気絶してしまい、超電磁パワーをチャージした所で倒れてしまう。しかし豹馬の超電磁タツマキをちずるが受け継ぎ、超電磁スピンでビッグシリウスに止めを刺すのであった。苦戦を乗り越え一応峠を越えた豹馬達は全員でピクニックに出かけるのだった。


豹馬の為に、コネクションの為に、ちずるは超獣に決闘を挑む

 ちずる回。終盤ゆえかちずると豹馬の関係をほのかに匂わせるエピソードッがこの頃から現れ、今回が特に豹馬への想いが顕著な回かもしれません。豹馬になり済まして単身でシリウス二匹を狩ろうとライフルをぶっ放すちずるが健気でもカッコよくあります。超電磁スピンをちずるに叫ばせたり、最後のピクニック描写の二人の恋模様を意識した描写もまたよし。第40話に続き、斧谷稔(勿論あの人)回はちずるの動かし方が上手です。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション全話・キートン山田)

恐怖の毒ガスに包まれたコン・バトラーVに最期の時が迫る。サイボーグと化したマグマ獣マザーンの隠された正体は何か。絶体絶命の危機をケロットの珍作戦が打ち砕く。
次回コン・バトラーV「見事!ケロット撹乱戦術」にレッツ!コンバイン!!


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