超電磁ロボコン・バトラーV 全話解説
第47話 ダンゲル捕虜となる

脚本:田口章一 絵コンテ:高橋資祐 演出:上原一夫 作画監督:高橋資祐、金山明博(総作画監督)


 超電磁スピンに粉砕されたマグマ獣から何時ものように脱出するダンゲルだが、脱出カプセルが故障してしまい単身で脱出し、彼は白旗を上げてバトルチームに降参する。その降参を良しとしない十三は白旗を上げた相手をを殺す事は人殺しと同じだと豹馬に止められてしまいダンゲルは南原コネクションへ護送された。
 南原コネクションの署員や一木一家は捕虜となっただんけるへ殺意を持って押し寄せてきた。十三もダンゲルを殺す事を主張したが、四ツ谷博士はどんな悪人でも自分の行いに悔いたら罪を許し、正当な裁判にかけるべきだと皆を説得する。ただ十三は四ツ谷博士の考えが納得できず、一人飛び出してしまう。四ツ谷博士の恩情でダンゲルは改心し、四ツ谷博士らに明朝に出現する最強のマグマ獣が潜む洞窟を教え、十三以外のバトルチームは先制攻撃に出撃する。
 残された十三は四ツ谷博士の命令を受けてダンゲルを警察へ護送する役目を託された。自分はダンゲルを殺すかもしれないと言う彼に対し、お前は選ばれた5人の1人だから軽はずみな真似をするはずはないと彼への信頼を明かす。それから十三はダンゲルの護送に、残す四人は洞窟への攻撃を賭けるが、共に彼を護送する国防軍は既にキャンベル兵にすり替わっており彼らの攻撃に十三は崖から転落してしまい、残る4人も洞窟の落盤に遭い生き埋めにされてしまう。これがジャネラの作戦であり、さらにダンゲルはコネクションに時限爆弾を仕掛け、あと2時間でコネクションは跡形もなく吹き飛んでしまう。寸での所で助かり、この話を聞いた十三はすぐに四ツ谷博士へ連絡するが、肝心の爆弾が何処にも見つからない。
 バトルチーム4機もフルパワーで洞窟から脱出したがブランブルとマグマ獣ヒトデンガーが出現。この戦いの間に刻々と時間が過ぎていきとうとう1分を切ってしまう。自分がキャンベル星人を信頼した事が間違っていたのかと悔む四ツ谷博士だが、信じる事が人の道、裏切った奴が悪いと十三が励ます。覚悟を決めたその時、護送の際にダンゲルから貰った勲章が落ちた途端に時限装置を露見させる。この時限装置はロペットの手により解除され、南原コネクション爆破の危機は去った。
 コン・バトラーVへコンバインしてヒトデンガーに応戦するバトルチーム。スピンアタックによる地中からの奇襲と触手の電撃がコン・バトラーVを襲うが、ツインランサーで触手を引きちぎって反撃を開始。超電磁スピンでヒトデンガーを叩きのめした。


過去の罪を憎む?それとも許す?

 十三回としての感想は、ダンゲルを殺すような行動に出てもおかしくないとの気持ち。クールな十三なら敵に情けを見せずそこで豹馬と対立する描写は、武闘派幹部を捕縛しての主人公とクールポジションの対立繋がりでボルテスX第32話を彷彿させます。個人的には四ツ谷博士の考えを改めようとしない十三だが、軽はずみな事はしないと信頼する姿、敵を信じた事に後悔する四ツ谷博士へ人を信じる事が人の道とフォローする十三がいい味出してます。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション全話・キートン山田)

コンバイン寸前のバトルメカに恐怖の爆薬が取り付く。キャンベル星の頭脳と科学力が結集したロボット・サキューンの秘密は何か。除け者にされたダンゲルの怒りがワルキメデスの作戦を狂わす!
次回コン・バトラーV「敵に超強力ロボ出現!」にレッツ!コンバイン!!



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