超電磁ロボコン・バトラーV 全話解説
第50話 三段変身獣スネーグル

脚本:辻真先 絵コンテ:高橋資祐 演出:横山裕一郎 作画監督:金山明博


 ワルキメデスはマグマ獣スネーグルを開発。スネーグルは二段階の進化が可能であり、進化の際の抜け殻もマグマ獣として動く事が出来る為実質三体分の活躍が可能なマグマ獣である。だが脱皮の際に無防備になってしまう弱点を抱えている為ワルキメデスは出撃に難色を示していた模様。しかしジャネラはどうせダンゲルが出撃し、彼は所詮捨て駒に過ぎないと言い放ち、これをダンゲルは聞いてしまいなんとしても自分がコン・バトラーVを粉砕して見返そうと焦っていた。
 スネーグルの出現にコン・バトラーVが出撃するが、スネーグルは早速パターンBへ進化。パターンAとの連携攻撃でコン・バトラーVを追い詰めるが、ビッグブラストを受けてパターンAがひるみ、ダンゲルはパターンCへ進化させ、さらにブランブルからロペットの偽物ロボット・ロバットが送り込まれて、共鳴砲により南原コネクションのバリアーを無力化させてしまう。ただロペットを似せただけではない。ロペットに共鳴させることでコンバイン崩しを目論む秘密兵器だったのだ。
 このロバットの影響でロペットは暴走を起こし、あと少しで止めを刺せる所でコン・バトラーVは強制分離を起こしてしまう。超電磁タツマキの拘束から逃れたスネーグルはその気になればコン・バトラーVを倒す事が出来たかもしれない。しかし、ダンケルは自分を操り人形のように利用されての勝利に納得がいかずロバットを破壊し、コン・バトラーVに正々堂々の勝負を挑む為スネーグルスピンを発動させて挑むも、スネーグルは破れてしまい、超電磁タツマキに拘束されたままの2機も超電磁スピンを受けて粉砕されてしまう。この敗北の中、自動脱出装置の存在をダンケルは恨んだ。あの戦いで自分は散りたかったのに、散らせてくれないからだ……。


操り人形を拒んだか、武人としての誇りか……

 第48話で見られた独断行動による作戦の破綻がジャネラからの信頼を失ったはずです。彼女の所詮ダンゲルは捨て駒のような発言に彼も色々と葛藤しているようです。それでもジャネラに逆らわないのは忠誠心ゆえか、彼女に弱みを握られているか……になると多分後者なんだろうなぁ。今回は用意周到なワルキメデスな作戦を蹴ったダンゲルがコン・バトラーVへ決闘を挑む描写は、超電磁スピンとスネーグルスピンの激突もあってなかなか気合の入った名勝負っぷりです。それゆえに今回の戦いで死ぬ事が出来なかったダンゲルの無念は第52話を視聴すると察するあまりです。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション全話・キートン山田)

突如、ライフル魔事件の犯人として十三が逮捕されてしまった。コンバイン不可能となったバトルチームをマグマ獣ハゲメズラが襲う。包囲するロボット群に隠されたワルキメデスの新たな作戦とは何か。
次回コン・バトラーV「奇策!十三ロボ群襲来」にレッツ!コンバイン!!

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