無敵鋼人ダイターン3 全話解説
第21話 音楽は万丈を征す


脚本:星山博之 絵コンテ:山崎和男 演出:藤原良二 作画監督:やしろかずお


コマンダー・ラディックによりキッザ山の登山客が次々と拉致されていく。彼の目的は表ではメガノイド用の人材を確保する事だが、実は彼、大の音楽好きで、自慢の曲で人々を誘い、最強のオーケストラを作ろうという目的があるのだ。自分とオーケストラによる曲はコロスへ捧げるつもりなのである。
 そんな彼の人間蒸発事件を負う万丈達の姿から、彼らをおびき寄せようとするが、万丈達は耳栓をしていていた為音楽催眠にかかる事はなかった。この行為に誇りを傷つけられたラディックは万丈達のマッハパトロールを死のコースへと誘い込む。攻撃を受けたマッハパトロールが地面に激突してしまい、ビューティ達がさらわれてしまう。万丈は彼らを探そうと必死にマッハパトロールを走らせると、ラディックが現れる。ビューティ達をバーベキューにしようと企む彼は万丈を亡き者にせんと、怪獣を送り込む。
 万丈は怪獣に対し果敢に立ち向かい、ライトセイバーで彼を粉砕するが、ラディックにとっては彼の活躍は創作意欲を刺激するものと喜んでいる模様。名曲を完成させようとする事に躍起なラディックに対し、万丈は彼を倒す事で頭がいっぱいである。彼を人質にとりビューティ達の解放に成功する万丈だが、ラディックは一瞬の隙を突いて逃れてメガボーグへ変身して立ち向かう。
 ラディックは作曲家としてのプライドを踏みにじられた事で怒るが、万丈からすればむしろそのプライドをズタズタにしてやろうとの考え。その結果がサンアタックで彼を仕留める事。そしてコロスの元には彼の遺作が送り届けられた。


ブライト対シャア、紫龍対ミロの原点……なんちゃって
今回はラディックがシャア・アズナブルや蠍座のミロで有名な池田秀一さんのデビュー作であることぐらいしか、へぇな印象がありませんでした。ラディックの音楽ネタも今一つ押しが弱かったと感じたのは名無しだけでしょうか。ただ最後のコロスに彼の遺作が届く所は色々な考えが感じられました。


今回の突っ込み

前回は自分の命を捨ててもメガノイドを倒してくれと頼んだビューティが、今回はすぐ助けに来てくれなかった事ですねちゃっています。むぅ……


次回予告(ナレーション全話・鈴置洋孝)

メガノイドが送り込んだ華麗なるコマンダージミー・ディーン。全世界の映画スターを人質にとり万丈に敗北を迫る。しかし、その二人の対決の裏の深き陰謀……
次回無敵鋼人ダイターン3「スターの中のスター」にカームヒア!

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