絢爛舞踏祭〜ザ・マーズ・デイブレイク〜 全話解説
第2話 猛攻!ラウンドバックラー

脚本:浅川美也 絵コンテ:村木靖、森邦宏 演出:佐藤育郎 作画監督:小平佳幸


 ヤガミからお前の実力は惜しいとグラムからは1回の出撃に高額な給料を出す事を提案され、エリザベスからは実力を試す為にグラムと剣の勝負が繰り広げられる。その剣の腕はエリザベスから求められ、彼女からは気に入らなければ自由に船を下りていいが、裏切ったら容赦なく制裁する掟を教えられ、彼を一員として歓迎パーティーが開かれる。最も不味い料理に対してグラムは何とも言えない状況だったが。
 夜明けの船は義賊でもある。強奪した乾燥材を恵まれない人々に広めるために安価で相手に売り渡すのだが、乾燥材を受け取った男は以前グラムに乾燥材泥棒の件を吹っ掛けた男であり、安く買った乾燥材を高く売りつける様な男としてグラムは希望号で出撃して男から乾燥材を奪い返す。
 ところが久々の地上に安心して外に出てしまったグラムは火星方面軍の人工衛星に感知され、氷河へ向けての絨毯爆撃が夜明けの船の場所を明らかになってしまう。それにより火星方面軍から夜明けの船は攻撃を受け、グラムは自分がまいた種は自分で刈らないといけないと出動するが、相手の前に苦戦の色は隠せない。しかし、夜明けの船から放たれた有線魚雷が相手RDのケーブルを粉砕する。
 しかし有線魚雷は自分の住んでいるアデナのダウンタウンに迫りつつある。希望号は有線魚雷のケーブルにしがみついて火星方面軍の射出口に命中させることに成功したが、グラムは海賊関係は面倒であると言って海賊を辞めようとしており、ヤガミ達に引き留められ今回はよくやったと称賛されて褒美まで頂ける所でも、自分の責任で今回の事態を招いたのだと、ただボトルコーラ1本を今回の褒美と頂いた。
 一方グラムが夜明けの船の一員になったことに関して、火星方面軍の新米士官ベスことベステモーナ・ローレンは戸惑いが隠せなかった。なぜならベスはグラムの幼馴染だったからだ……。


夜明けの船の掟。ミスは自分で返すグラムなりのけじめ

 キャラクターや夜明けの船の掟の描写を中心とした回。個人的には主役とすればやはり気ままでありながらも、自分のミスを犯した場合は汚名返上で頑張る彼はよいキャラです。戦闘シーンでは有線魚雷をうまく誘導する希望号のアクションが良い印象。
 それ以外の点ではやはり肝っ玉母さんっぷりを発揮しているエリザベス艦長。見た目や1話の雰囲気に対して結構人当たりの良いヤガミが良い感じ。
 ただ乾燥材を売りつけようとするコートと黒メガネの男の降板はあっけない感じもします。キャラクターの雰囲気も相まって今後暗躍しそうな雰囲気が漂っていたのですが、黒服の男としかEDに名前が出ないなら単なるゲストキャラと諦めた方が良いのでしょうか。


今回の突っ込み

今回は特にありません


次回予告

希望号に乗りたいとショウに頼まれるグラム。少年の情熱が思いもよらぬ事件を起こす。
次回、絢爛舞踏祭ザ・マーズ・デイブレイク 「ショウ憧れの出撃!」火星の男も大志を抱く!

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