絢爛舞踏祭〜ザ・マーズ・デイブレイク〜 全話解説
第19話 翔べ希望号!あの門を超えて


脚本:野村祐一 絵コンテ:村木靖 演出:浅見松雄 作画監督:田中誠輝


 次々とF級フレームを倒す謎のラウンドバックラー・スクアート。その正体はキュベルネスが所有していた兵器であり、そのラウンドバックラーにはベスも同乗していた。初めての機体に搭乗して操縦する彼女は操縦になれないも、操縦をマスターすればお前に与えるとのキュベルネスの言葉を信じ操縦のマスターを誓う。
 一方オリンポスを守る閉ざしの門と呼ばれる難攻不落の拠点を突破する為に夜明けの船は作戦会議を練っていた。会議の結果、閉ざしの門を動力炉ごと爆発させても、脱出に遅れて爆発に巻き込まれたらラウンドバックラーでもどうしようもない。メリはラウンドバックラーに対する氷原での活動を想定して開発していた氷上支援システム"ブースタースキー"を利用する事を提案するが、氷上支援システムはあのヤガミですら乗りこなせない暴れ馬であり、作戦の実現は困難を極めた。だがグラムがブースタースキ−を買って出た事で、作戦は開始された。氷原を疾走する希望号。上空から迫る相手を夜明けの船が引き受けるが、スクアートが希望号を追って迫る。そのパイロットはベスであることをグラムは知らず、地球軍の攻撃を次々と切り抜けて行く。
 爆撃機部隊だけでなく、水中からドリトルら地球軍も夜明けの船を襲うが、夜明けの船を偽ったデコイが彼らを撹乱させる。夜明けの船をキュベルネスが援護しているのだ。一方グラムは閉ざしの門を破壊する事に成功するが、爆撃機の攻撃を受けて希望号は墜落。その衝撃の破片で受けた傷でグラムも気を失ってしまう。そんな彼を助けた人物は意外にもベス。彼は自分が海賊の仲間になっている理由はお前のせいだと言いながらも彼の傷を手当てしてキュベルネスの元に立ち去っていく。そしてグラムが目を開けた時はベスが去っていく姿。彼女は生きており、自分の腕には包帯代わりに巻かれた彼女のリボンがある。だが、ベスは自分の呼びかけにも答えてくれない上何故彼女は嫌っていたはずの海賊に身を寄せていたのか。グラム派悩む彼女は本当にベスなのか……。


スキー対ソリ!幼馴染同士の共同戦線。

さて、いわゆるパワーアップネタでしょうか。ラウンドバックラーにスキーをはかせて氷原を疾走するシーンは、まるでウォーカーマシンにスキーをはかせて節減を活かせるようなシーン。まさかオマージュでしょうか。今回で本格的に顔を見せる事になったスクアートもソリやボブスレーのような下半身だけに氷を滑るシーンが印象的な面白いデザインとなっています。
 負傷したグラムに対し、自分のリボンを包帯代わりにするベスのツンデレめいた発言も良い感じ。(笑)


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告

最後の決着をつけるため、ベスから決闘を申し込まれたグラム。話し合いで説き伏せようと丸腰で現れた彼に、ベスは容赦なく襲い掛かる!
次回、「果たし合い!グラムとベス」火星のけじめは真剣勝負!!

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