絢爛舞踏祭〜ザ・マーズ・デイブレイク〜 全話解説
第23話 神の石!前人未到の争奪戦

脚本:野村祐一 絵コンテ・演出:村田和也 作画監督:逢坂浩司 メカ作画監督:杉浦浩次


 遂に宝の発見まで秒読みのエリザベス達。エリザベスは自分を敵に回して宝を奪うのもよし、1番先に到着して自分の元に告げたら山分け五割増しとの条件にクルー達は鍾乳洞へと乗り込む。だが留守を任されたエステルとポイポイダーは謎のバギーが通り過ぎて行く所を確認するが、電波障害のためにエリザベス達へ連絡をする事が出来なかった。
 エノラはもぬけのがらの希望号を発見するが、グラムは何処にもいない。彼は神の石の鉱脈に見とれていたようである。エリザベス達も彼の元に到着し、神の石は水に溶ける体質であり、自ら空気を放つまるで生きているかのような石だったのだ。その石の素晴らしさに惚れぼれしながらも、大鉱脈を持って買える事は出来ない。仕方がないので夜明けの船へ引き返そうとするが、彼らの前にナイアル・ポーが姿を現す。彼は光の石を自分達の元へ渡してほしいような事を頼むが、グラムやエリザベス達がこれを受けるはずはない。ナイアル・ポーは立ち去ってくのだが、彼は事前に罠を用意していた。
 ナイアル・ポーが用意した罠とは、ポイポイダーがエリザベスの元に駆けつけた事で明かされる。ナイアル・ポーは地球軍と内通しており、彼らを鍾乳洞洞窟までに手招いたのである。グラム達は地球軍のラウンドバックラーを倒そうとするが、多勢に無勢であり、義勇号が大破してしまう程の被害を被る。もし、ヤガミがいたら……と思いながらグラム達は撤退。体当たりで鍾乳洞洞窟を突き破って脱出した夜明けの船だが、視界には地球軍の大艦隊が待ち構えていた……。


ナイアル・ポーの裏切り!夜明けの船絶体絶命!

冒頭のエリザベスの姉御肌らしい気風の良さが面白く、やはり終盤のナイアル・ポーの裏切りで絶体絶命であり、脱出先に大艦隊が待ち受けているラストは必然と燃えてしまいます。
 ただ今回ショウはヤガミがいたら……と弱音を吐いてしまいますが、この時の彼は物語にあまり絡んできません。少々ネタバレになってしまいますが、敢えてナイアル・ポーと一緒にヤガミが登場して彼も夜明けの船から光の石を渡せと責めさせた方が「やはり彼は裏切り者だった」とのドラマから最終回へのドラマに繋がるのではないかと思います。それだけにヤガミが裏切り劇に参加していないのはちょっと勿体ないかもしれません。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告

地球軍の強行突入により最大の危機を迎える夜明けの船。襲撃部隊が船長たちの立て篭もる本陣に迫る!
次回、「地球軍強襲!夜明けの船突入作戦」火星の無法者ついに陥落!

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