夜明けの船

徐々に平日の夕方からロボットアニメが消えて行った2000年代。マーズ・デイブレイクは夕方のロボットアニメの末期の作品として肩の力が抜ける単純明快、年齢を選ばないB級娯楽作品として登場しました。その作風はまるで「戦闘メカザブングル」を彷彿させます。アニメとしての動きなどでは全体として大人しめになった印象もありますが、個性的なクルー達が彩る海賊でありながら時に義賊のように振る舞い、宝探しに挑む物語は清涼剤のような安心感があります。
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全話徹底解説 
ひげどっとこむ。 

 火星の水を巡って人型戦闘兵器RB同士により繰り広げられた銀河大戦の傷跡は空前絶後の大不況として人類に襲いかかり、苦境の中でいくつもの海賊が政府に反旗を翻すようになっていた。都市船アデナに住むフリーターの青年グラム・リバーはひょんなことから海賊・夜明けの船の襲撃に巻き込まれてしまい、深海に眠るRB希望号を覚醒させてしまう。希望号を起動させたグラムはなし崩しに夜明けの船の一員としての生活が始まるが、幼馴染のベスは火星方面軍の一員としてグラム達夜明けの船を果てしなく追う。敵味方に分かれた幼馴染の追いかけっこが今始まる……。

2004.4〜9 全26話 テレビ東京系
原作:絢爛舞踏祭(ソニー・コンピューター・エンタテイメント)
監督:森邦宏
チーフライター:浅川美也
脚本:浅川美也、野村祐一、高山治郎、名田ユタカ、佐藤大、清水恵
キャラクターデザイン・アニメーションディレクター:逢坂浩司
メカニックデザイン:佐藤道明
RBデザイン:佐山義則
特技監督:竹内志保、宮原洋平
メカニック演出:村木靖
メカ作画監督:水畑健二、中田栄治、杉浦幸次
音楽:和田薫
OP「Take★Back」作詞曲:清水恒介 編曲:武藤星児&G★Bシェルター 歌:G★Bシェルター
ED「アオイタビビト」作詞曲:村下雅俊 編曲:中西亮輔 歌:妻夫木崇次
プロデューサー:笹村武史、山西太平、南雅彦
製作:テレビ東京、電通、ボンズ

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