グロイザーX 全話解説
第21話 秘密基地大爆破


 複葉機での太平洋横断無着陸飛行の新記録を塗り替えた武藤功。バクは武藤と同じ元ゼロ戦パイロットなのに記録が残せないとサブにバカにされてしまった。
一方ゲルドンは、ドゴスとバッカス隊長に命令して、日本攻撃の為の移動距離を節約するために、日本付近に秘密基地の建造作戦に出る。茜島付近の無人島で着々と進行する秘密基地建造計画は、完成まで残すところあと五日までに至った。
 ある夜 サブにバカにされたことで腹を立てたバクさんは、赤トンボで世界一周の単独飛行に挑戦するため、赤トンボを無断で借りて飛びだってしまった。だが、偶然秘密基地付近に近づいてしまったことが災いして、小型空爆ロボによってバクさんと赤トンボは拉致されてしまった。バクさんの危機を察した譲は彼を追い、命からがらガイラー兵の目を欺き、単身で秘密基地に潜入。ガイラー兵に変装して秘密基地の内部を探る。
 グロイザーXの発進基地を聞き出すために、ガイラー兵からの拷問を受けるバクさん。口を開こうとしない彼だが、ドゴスの左手からのレーザー光線の恐怖に耐えかねて秘密基地の場所を明かそうとしてしまう。場所を言う前になんとか時間を稼ごうとする譲だが、バクさんは酒を持って来いと時間稼ぎをし譲がワイングラスを運び、一瞬のすきをついてバクを連れて秘密基地から脱出する。
 赤トンボでにげる譲とバクは辛うじて茜島へ帰還。博士に秘密基地の事を伝え、博士は秘密基地を完成前に叩くためにグロイザーXを出撃させる。
秘密基地の存在が知られた以上、ドゴスはバッカスに今日中に秘密基地を完成させることを命令する。秘密基地に接近したグロイザーX。ドゴスは完成した秘密基地の攻撃システムをフルに活用してグロイザーXの接近を阻むものの、グロイザーXによって叩きのめされてしまう。ドゴスはバッカスに空爆ロボ・ダイバッカスの出動を命令するが。グロイザーXはダイバッカスを下し、ダイバッカスは秘密基地に激突して爆発。ガイラー帝国の秘密基地建造計画を防ぐことに成功した。


秘密基地建造を阻止せよ
タイトルからは普通のエピソードに感じますが、小粋な描写が利いていてなかなか楽しませるエピソードです。秘密基地建造作戦はよくある作戦ですが、その理由に北極から日本までの移動距離を短縮するための中継地点として秘密基地を建造するとのさりげない説明が利いています。

次にギャグメーカーのバクさんですが、容赦ない拷問に耐えて(途中で折れましたが)、土壇場でワインを用意して譲と共に脱出させることに成功します。土壇場とはいえなかなかの活躍を見せます。それに対してバッカス隊長は2人が脱走した際に完全に酔っぱらっていたという使い物にならないキャラなのが笑いを誘います。

今回は珍しく空爆ロボがロボット形態なのに、こちらは空爆モードで攻撃を仕掛けるとこちらが有利な状態で戦いが進んでいく珍しいバトルです。戦術的には正しいのですが、グロイザーロボがここの所ずっとご無沙汰なのでグロイザーロボで戦ってほしかったとも思います。


今回の突っ込み

今回は特にありません


BACKBACKNEXT

inserted by FC2 system