グロイザーX 全話解説
第19話 ゲンの命を救え


 譲にGタンクを操縦させてと頼むゲンだが彼にあっさり断られてしまう。今までパイロットになりたいと言っていたゲンだが、とうとう彼は一人でパイロットになることを決意したのだ。その夜中。ゲンは夜中に茜基地へ侵入し、グロイザーの内部図解をのぞき見していた。
 翌日、ルパン隊長の操縦する空爆ロボ・バギラスが仕掛けた時限爆弾が爆発し、東海地方に激しい打撃を与えた。防衛隊のジェットも、
物凄いスピードで飛ぶバギラスに翻弄されて破壊される始末。吉田長官は直ちにグロイザーXの出動を要請し、2人は操縦席に座ろうとしたが、不思議な事に操縦席が一つしかない。ゲンがグロイザーXに搭載されたGタンクへ搭乗の際に操縦席を使用していたからだ。仕方ないので補助席に座ってグロイザーを運転する譲。
 飛行中、Gタンクの中で目を覚ましたゲンは、たまたまニュースを耳にしてGタンクで迎え撃とうとするが出撃方法が分からない。一方、山の中にバギラスが潜んでいると察したため、Gタンクで調査に出る譲だがゲンの誤操作でGタンクが飛び出してしまった。ゲンが乗り込んでいると知った譲は、すぐさまゲンにブレーキを踏むようにと命じるが、焦ったゲンはアクセルを踏んでしまいさらに勢いが止まらない。覚悟を決めたゲンはそのまま掘り進むことを選ぶが、偶然にも海中で居眠りしていたルパンが操縦するバギラスに遭遇。Gタンクでバギラスに戦いを挑むゲンだが、やはりルパンの捕虜にされてしまう。
 ゲンが譲の親友と見抜いたルパンは、ゲンを人質にしてグロイザーXを明け渡せと要求する。考える時間を5分だけ与えてもらった譲は博士にルパンの要求を伝えるが、博士の答えはグロイザーを明け渡してはならないとの答えだった。反対するリタだが何千人もの命を奪った空爆ロボを、ゲンの為に見逃すことができないという譲。譲だってゲンが仲間だと分かっているが、リタは何か方法があるのではないかと譲に意見する。そして、リタは両親が健在のゲンにかわって自分が人質になると決めたが、譲は答えを決められない。
 そして譲はGシャークを発進させて、リタはルパンに譲がグロイザーXを放棄すると偽りの報告をした。Gシャークはバギラスに攻撃をかけるが、それを知って怒ったルパンは、ゲンを深海へ抛り出すが、Gシャークによって救われた。
 Gシャークは再びグロイザーXに搭載されグロイザーXはバルバスの分身に苦しむが、フライング・トーペドーでとどめを刺した。そして、Gタンクも回収しグロイザーXは帰路に就くのだった。


同情する者はいないリタの立場
今回のエピソードもとりあえず普通のエピソードといった形でしょうか。ゲンがいきなりグロイザーXに乗る事を志願するのは、前回のサブがグロイザーXに乗り込んで戦果をあげたからなのかもしれません。
見どころとすれば人質になったゲンの為にグロイザーXを明け渡せない譲の答えに対し、リタは両親がいるゲンを殺してはいけない、そして自分は同情してくれる同胞がいない為人質になっても問題はないという所が、彼女の負い目を感じさせてくれます。物語は半ばに差し掛かりましたが、彼女の負い目は決して消える事はないのかもしれません。
今回は正直このくらいしか語れません。バトルが終ったあと、主題歌をバックに無言のままグロイザーXが飛び立って終わりですから。なんか締めのナレーションがないと心細いですね


今回の突っ込み

今回の空爆ロボ・バギラスのパイロット・ルパンは華麗な身のこなしに定評があるようですが、それのどこがパイロットとして必要なのでしょうか。操縦テクニックと身のこなしはあまり関係ないような気がします。


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