グロイザーX 全話解説
第18話 果てしなき大空の戦い


 女学生に茜基地を案内する譲。だがそこにサブが何故か素っ裸で現れた。実はバクさん達が賭けをしていたらしく、それを知った博士はサブに大激怒。挙句の果てに博士はサブに退去命令を下す。バクさんが自分が悪いと明かすが、バクさんにも退去命令が下される。譲が自分も出ていくと言って擁護して、幸いにも2人は首にならずに済んだ。彼の男気に周囲は大喜びをして、博士も何げに嬉しそうだった。
 ガイラー側では、デスモンの操縦する空爆ロボ・ギロチンが出現。北関東地方の街に風船爆弾を投下した。吉田局長は航空防衛隊を送るが、やはりギロチンの返り討ちになってしまいグロイザーXが出撃する事になった。だがそこにサブが密航していると知り、恩返しのつもりで密航したサブに2人は呆れるが、博士はとうとう解雇をサブに言い渡してしまった。今回ばかりはもうどうしようもない。
 その時グロイザーXはギロチンに遭遇。空中でギロチンブーメランに翻弄され、グロイザーの垂直尾翼が炎上してしまった。空中機雷に追い詰められるグロイザーX。パイロットの2人は気絶してしまった。その中でサブが譲を起こし一寸前でタキオンバリアーを発生させ、空中機雷を追い払った。しかし、垂直尾翼がやられては戦いは不利と悟った譲は一時撤退を選ぶ。容赦なく追跡するギロチンにエンダーミサイルでひるませて、その隙にグロイザーXの垂直尾翼が復元。再び空中戦が展開される。
 気絶中のリタに代わってサブパイロットを務めるサブ。モニター越しのデスモンはサブの挑発で頭に血が上って、真っ向勝負を挑むも、Gマシンガンでギロチンはハチの巣にされてしまう。デスモンは最後のG1作戦で特攻をかけるが、間一髪逃れたグロイザーXのフライング・トーペドーでデスモンを下した。
 サブのおかげで助かったグロイザーX。それを知った博士はサブの解雇を取り消し、サブは大喜びだった


どう評価しろと……とりあえず博士のお父さんっぷりに感謝
今回のエピソードもとりあえず普通のエピソードといった形でしょうか。サブタイトルもスタッフが考えるのに苦労したんだなぁと思ってしまいました。はてしなき大空の戦いというやや適当感が漂うサブタイトルですが、これ以上にまともなタイトルをつけろと言われると難しいものです。

とりあえず見どころとしてはいきなり素っ裸でサブが現れて遂に博士がブチぎれますが、そりゃあ当たり前といえば当たり前としか言えません。そんなしょうもない賭けをしてどうするのと突っ込みたくなります。幸い譲の男気で首を免れますが、その際外に出てパイロットチームの団結を喜ぶ彼の姿はなかなかです。
最後に自動修復装置の存在ですが、当時のロボットアニメで自動修復装置を持ったロボットはいなかったと思います。後述しますがかなりシュールな装置ですが


今回の突っ込み

今回の空爆ロボ・ギロチンですがどこがギロチンだったのでしょうか……。最後のG1作戦も全然ギロチンの要素が見つかりませんでしたし。

あと初登場の消火装置、自動修復装置ですが消火装置はピンポイントに放水、自動修復装置は、破壊された垂直尾翼がにょきにょきと生えてくる奇妙な描写でした。おそらく自動修復装置を描く事は難しい事だったのでしょうか。今回限りの登場に終わりました。(消火装置はそれなりの描写に改善されます)自動修復装置にオン、オフとボタンが分かれていて、オフがどういう状況で使うのかが気になります。


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