グロイザーX 全話解説
第23話 ジョーとリタの命をねらえ!


 ガイラー帝国の新兵器・マシンWA銃は、グロイザーの両目部分のガラスを破壊するぐらいの威力しかない。しかしパイロットが死ねば自然とグロイザーXが墜落するとのゴーレンの言葉に、思わずハッとなるゲルドンとドゴス。ゲルドンはドゴスとゴーレンにその作戦の実行を命じた。
 夜空で星を眺めるリタ。譲はリタにガイラー星を聞くと彼女はガイラー星がもともと平和な星と語り、明日が父の誕生日だと言う事もあり父の死に思わず涙を流してしまう。そ偶然にも明日は博士の誕生日で、リタは父親代わりの博士の誕生日を祝う事に決めた。
 翌朝ヤン博士の誕生日ということもあり、朝食の場で譲達はヤン博士に黙とうをささげてから、博士の誕生日を祝う一同は思わず心を打たれてしまう博士。特に健気に地球人としてふるまうリタに心を打たれる博士は、リタを養女としてもらう事を依頼するが、リタは自分が命を狙われている身としてこの話を断ろうとする。だが、周囲の励ましもあって養女になることを考えようとしていた。
 一方、陣頭指揮を執ることを決意したドゴスは、ゴーレンと供にゲルモスに搭乗する事を選び、ドゴスとガストンは空爆ロボ・コロシヤで出撃し、茜島の居場所を探るために、東北ジェット基地を荒らし回る。基地の航空管制員は国家保安局へすぐさま連絡。吉田局長は戦車部隊を送るものの、マシンWA銃によって操縦員が全員射殺されてしまい戦車の動きは止まってしまった。
 茜島の場所を掴むため、各ジェット基地を荒らすコロシヤ。もはや頼みの綱はグロイザーXのみと、当たり前のように吉田局長はグロイザーXに出動命令を下した。コロシヤに遭遇したグロイザーXは攻撃を仕掛けるが、マシンWA銃によって2人は撃たれてしまった。パイロットを失い墜落するグロイザーX。果たして2人の運命は!?


帰ってきたゴーレン。帰ってきただけのことはあった

何気に第13話以来の登場となるゴーレン。なんと彼は10話も出番がなかったとは意外です。そんな彼がいつの間にかカムバックして、開発した新兵器マシンWA銃はフロントガラスしか貫けない威力ですが、パイロットを殺せばグロイザーXは死んだも同然という理屈にはあっと言わせてくれます。コクピットに寄りますがコクピットのフロントガラスを貫ければパイロットは死んだも同然という発想は威力が全てではない事を意味してくれます。
そして今回は初の前後編。コロシヤを操縦するガストン隊長は射撃の名手で、フロントガラスから彼がマシンWA銃で相手のフロントガラスや装甲板を射抜く所もパイロットの特技が活かされていいと思いました。今回の空爆ロボ・コロシヤはあくまでもガストンを守る存在、運ぶ存在にすぎないかもしれません。
他のシーンでも、忘れ去られていたヤン博士の設定を登場させて今後の展開への伏線を張ったり、誕生会というアットホームな雰囲気を用意したりと個人的に2クール目で最も盛り上がるエピソードです。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


BACKBACKNEXT

inserted by FC2 system