グロイザーX 全話解説
第24話 マシンWA銃を防げ!


 ガイラー帝国は2人を殺したことから宴会を開いていた。ゲルドンはドゴス達に2日間の休暇を与え明後日から日本の無差別攻撃を開始して国家保安局に降伏させる作戦に出るつもりだ。
 譲とリタの連絡が途絶え、トンボで譲とリタを探すサブとバクさんは海に沈んだグロイザーと思われる影を発見。ソナーで2人の声を確認するとすぐに博士に連絡。すぐさまヘリで飛びだち、ゲンは海中深く潜って、海底に沈むグロイザーXを発見。幸い急所を外れていた事もあって静穏していた2人はグロイザーXで茜島へ帰還した。
 診療所で治療を受ける2人。現在フロントガラスが三倍に強化されている事を知り、譲とリタは安心して診療所での休息をとる。
 そしてコロシヤによる日本無差別攻撃が開始された。防衛隊のジェットも、パイロットを射殺して墜落させるガストン。ドゴスは国家保安局に降伏を迫るが、吉田局長はこれを拒否したためドゴスは30分後に国家保安局を破壊するつもりだ。
 ケガを乗り越えて出撃する譲とリタ。リタはこの戦いから戻ってきたら自分は博士の養女になると決めた。国家保安局攻撃まであと5分。コロシヤに攻撃を仕掛けるグロイザーX。マシンWA銃で2人の命を狙うガストンだが、フロントガラスが強化されたために2人を撃ち抜くことができない。そしてフライングトーペドーを受けて炎上するコロシヤ。ドゴスは特攻して死ぬことを覚悟したが、ゲルドンの命令でゲルモスへ脱出し命からがら生き延びた。
 戦いを乗り越えた2人。そしてリタは、博士をお父様と呼ぶのだった。


残念?机上の空論に終わった日本侵略計画

前回からの続きですが、勝利を確信したガイラー帝国側の日本侵略計画がなかなか面白いものでした。宴会時にゲルドンは主要幹部に感謝の言葉を述べ二日間の休暇を与える所から、彼の意外な一面がのぞけます。般若の顔ですが、意外と暴君ではなかったようです。
さらにゲルドンは日本が降伏したら、日本の価値ある建築物を残し、日本人が勤勉だということもあり、日本人を殺さず全員奴隷にするなど、意外とへ〜な感じの侵略計画です。どうやら彼らは勤勉な日本人に目をつけて最初に日本を狙ったそうです。
ただ、この理想は机上の空論で終わってしまいました。それはガストンが運悪く(それとも腕?)譲とリタの急所を外してしまった事です。ややご都合な理由ですが、そうでもしないと話が進まなかったのかもしれないので敢えてスルーします。しかしそれが原因でグロイザーXのフロントガラスは強化されてしまい、マシンWA銃の活躍は終わってしまいました。
フロントガラスを狙撃してパイロットを殺すこの作戦。なかなか面白い作戦でしたが、一度失敗したらそこまでの作戦でもありました。
他に見どころとしてはバクさんがそろそろ死に場所を探し始めます。このさりげない台詞は後々に大きく影響することになります。


今回の突っ込み

ゲルドン曰く日本人は最も勤勉な人種だそうで……これはいつの時代でしょうか。最も本放送当時はそうだったのかもしれませんが。


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