グロイザーX 全話解説
第25話 恐怖の巨大戦車


 Gタンクを見事な腕で操縦するサブ達。驚く博士だがそれが一平が作ったGタンク2号だった。その性能に驚く譲だが博士はGタンクが敵とすでに何回も戦っているため、万が一敵に見つかったらまずい為やむを得ず廃棄処分を命じた。落ち込む一平だがリタの提案でグロイザーXを支援する修理車を作り上げた。
 ドゴスはアポロ隊長に東京に直接のりこんで日本の降伏を迫るアポロ作戦を命じる。未完成の国際空港に乗り込んだ空爆ロボ・アポロンは、空港を破壊しあらゆる建物を破壊しながら一直線に進む。国防軍の攻撃もほとんど意味をなさない。やはり吉田局長から出動命令が下り、グロイザーXは飛びだった。タキオンバリアーを張るグロイザーXだが、アポロンのバリアー消去電磁波でバリアーが破られてしまいアポロンの猛攻を受けるグロイザーXは荒れ地に不時着。博士は輸送ヘリを吉田局長に依頼し、吉田局長はそれと同時に、アポロンを橋ごと爆破しようと考えた。
 国防軍の作戦で橋が爆破されてアポロンは海に沈んだ。その一方でゲルモスはグロイザーXを発見して攻撃を仕掛ける。修理車を連れて輸送ヘリでグロイザーXの救助に向かう博士。一平によって故障していた電気系統を修理されグロイザーXはGマシンを総動員して出撃。ゲルモスとアポロンに戦いを挑む。Gジェットの活躍でゲルモスを追い払ったグロイザーXは、GタンクとGシャークを出撃させて水中のアポロンを叩く。空中へ飛び上がったアポロンにフライング・トーペドーで破壊する事に成功。パイロットチームの団結がアポロンを倒したのだ。


遂に一平の出番が来た

決して出番がない訳ではない。第1話から登場しているにもかかわらず一平の存在は薄いのは否めません。ですが、今回は冒頭でようやく焦点が当てられました。いきなりGタンク2号を手製で作り上げ、整備技師の本領を発揮。その後もオリジナルで修理マシン(というよりオリジナルの車)を開発して、グロイザーXを修理するなど一平が活躍する唯一のエピソードです。
今回のエピソードはグロイザーXより他のメカに焦点を置き、アポロンを橋ごと爆破して海へ落として身動きを封じる事に成功するなど久しぶりに防衛隊が活躍を見せてくれました。他にも本篇では唯一Gマシンが全機出撃し空爆ロボに善戦するなど戦闘シーンはかなり美味しいです。
ラストにフォローなどが一切ないことが惜しまれますが、メカ面ではかなりのボリュームがあります。
最後に、今回の一平のセリフから赤トンボは墜落した後新しく作り直している節があると発見しました。


今回の突っ込み

アポロ隊長が最も体力に優れるということですが、それとパイロットの特性はあまり関係のないような気がします。


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