全登場人物徹底紹介


 超電磁マシーンボルテスX全40話に登場するメインキャラを紹介します。作品の性質上コン・バトラーVと比較している文章があります。また主人公組の年齢設定は下記注釈を参考に。
ゲストキャラ

 剛健一(白石ゆきなが)1〜40話

 剛三兄弟の長男でボルトクルーザー、ボルテスXのメインパイロットを務める主人公。今においても、当時においても優等生な性格を持つ主人公でもある。15歳

 また弱冠15歳故の事もあり、初期の方は血気に逸ることもあったが正義感に燃え、冷静さを併せ持ち戦いに私情をはさまない性格。自分にも他人にも厳しい性格だが、内心では仲間達を信頼している。そしてリーダーとしての責任感故の厳しさの中には、本来の優しさや温かさが見れる面もあり、戦う力を失った敵を無暗に殺さない戦士としての優しさも見られる(第22,32,34話)

 前作の豹馬同様オートバイテクニックの達人だが、その描写は生粋の天才ともいえる豹馬と比べ鳴りをひそめ、その代わりに射撃に長けた名人としての描写が多い。
 だが、大人の事情で登場した必殺技が天空剣であるゆえに、場違いな方向に才能を持ってしまった感じもある。余談だがボルテスXが参戦したスーパーロボット大戦シリーズでは最初射撃能力は伸びるが、格闘能力が今一つゆえに天空剣の威力がいまいちとトホホな事態に発展してしまった。(※1

 演じる白石ゆきながさんは豹馬を演じた三ツ矢雄二さんと対照的に本作でしかレギュラーを演じられていない。いい声をしているだけに残念である。
峰一平(曽我部和行)1〜40話

 ボルトボンバーのメインパイロット。浜口博士の孫(母は浜口博士の娘)の設定は本編では明かされていない裏設定。15歳。

 両親のアメリカの開拓に付き添うも、開拓が失敗してしまい父は病死、母は夫と子を狼の群れから守るために狼を巻き添えにして自爆して果てた(第3話)その後、アメリカで3年間連続ロデオ大会で優勝して日本へ帰国した所、浜口博士の使いに拉致同然で訓練所に連れ込まれたある意味とんでもない経緯をたどっている。(第6話)裏設定がなくなっていたら唯一開発者と関係のない人物になってしまうので、他の4人が我が子をパイロットにさせる親の考えで選ばれたと考慮すると気の毒であり、反抗的な態度が初期で見られる事も分からなくはない。(※2)

 性格はやはり2番目のパイロットの宿命でクールな皮肉屋。だが時に血気に走る時もあり健一に窘められる所もあった。(第22,32話など)
序盤においては健一とは衝突していたが、一平の過去とアイフルの存在を経て蟠りは解けたと思われる。(第3,6話)その後は健一を始めとする仲間の為に熱くなる描写もちらほら見られ、終盤の方ではめぐみにちょっかいをかけたり、ワープを知らなかった事を恥ずかしがる等のギャグ描写もあった。めぐみの件はちょろちょろ気がある描写が見られ(第1,3,31,32話など)ワープを知らない件は、裏設定を無視するとボルテスXとは最も疎遠な環境に置かれていたからか。

 なおキャラクター原案を務めた聖悠紀さんの画風が最も忠実に守られたキャラであり、それゆえにコン・バトラーVで同ポジションだった十三と比べると随分美形。
 
 演じた故・曽我部和行さんは志摩仙太郎(ゴワッパー5ゴーダム)、ザクロン(無敵ロボトライダーG7)、ヤミノリウス皇帝(元気爆発ガンバルガー)等で知られ、次回作闘将ダイモスでは主人公の相方ともいえるクール役夕月京四郎を演じた。

剛大次郎(玄田哲章)1〜40話

 剛三兄弟の二男でボルトパンサーのメインパイロット。12歳。武術に長け特に棒術のテクニックは本物。他の武術でも健一やめぐみを負かした事がある。まさに巨体に偽りなし。(第4話)だが、父を想って涙を流したり、不安になったりと父思いな面も併せ持っている。(第15,19話等)

 前作で同ポジションの大作が熊本県出身だが、こちらは鹿児島出身。長浜監督の出身地だったこともあるのか鹿児島弁で喋る。(理由は西郷隆盛を尊敬しているからであると第23話で説明されている。当たり前だが健一と日吉と母は同じである。こら、そこ顔のパーツに共通点がないとか言わない

 演じる玄田哲章さんは吉良謙作(宇宙大帝ゴッドシグマ)、北斗雷太(宇宙戦支バルディオス)、石田厳介(マシーンブラスター)等巨漢系パイロットを数多く演じられた。
剛日吉(小原乃梨子)1〜40話

 剛三兄弟の三男。ボルトフリゲートのパイロット。水中での活動に長けダイバーとしての潜水能力は伊達じゃなく、第1話で単身で鮫を倒す描写があった。が、ちびっこ故か戦闘に長ける描写は控えめで、白兵戦における場面でも留守番や戦闘に及ばない任務を託されていた(第32,38話など)

 一応メカに強い設定があり、本編でもそんな描写はあったが、ガリ勉なではない普通の子供のような外見、また前作で同ポジションだった北小介が外見も性格もガチガチの頭脳担当の秀才君だったこともあり、やや個性が薄れてしまった感が否めない。スーパーロボット大戦を始めとする二次作品でも、頭脳係として見せ場がある小介と比べれば影が薄かったりする。

 弱冠8歳の子供ゆえにまだ遊びたかったりするお年頃。また第2話での父との別れの時はまだ1歳だった故に父の顔を知らない模様(第13話)

 演じる小原乃梨子さんは野比のび太の人で有名だろう。北小助の件を考えると野比親子がこの手の役を演じた事になる。ロボットアニメではテラル総司令、正太(宇宙大帝ゴッドシグマ)、クローディア・ラサール(超時空要塞マクロス)、レフレス(機甲創世記モスピーダ)等で知られる。

 岡めぐみ(上田みゆき)1〜話

 岡防衛長官の娘。ボルトランダーのパイロット。13歳。くのいちであり、身体能力において男に引けを取らない。前作の南原ちずると同様ヒロインは博士の娘であるが、ちずるが特に一芸に秀でいたのとは対照的にくのいちとややぶっ飛んだ設定が追加されている。怒ると手裏剣を投げつける癖もある意味印象に残る。

 ちずるが当時のアニメファンから絶大な支持を得てしまい、やや陰に隠れてしまった所があるがこちらも立派な美人。ただ五人のアイドルよりもお姉さんとしてチームのまとめ役を担当する事が多い。第3,9話等の様子では一平に好意を抱いている模様だが、健一を支える描写も多いので、やはりお姉さんなんだろう。

 ちなみに母は画面上では明らかにされなかったが、第3話で一平から存在が確認できる発言があり、聖悠紀さんが手がけた設定画も存在している。

 演じる上田みゆきさんは南原ちずるを演じ、さらに後番組の闘将ダイモスでエリカを演じたことで3部作のヒロインを全て演じた。
 剛健太郎(二瓶正雄)2、12、14,15、18〜21、27、28、35、36、38〜40話

 行方不明の父。第2話の回想から健一達は既に死亡していたと思っていたが、第13話で彼がボアザン星で捕われている事が明らかになる。ボアザン側は行方が知れない父を利用して何度もボルテスチーム、特に剛三兄弟へ精神的攻撃は効果があった。(第13〜15話)

 第18話でボアザン星の労奴の解放運動者の指導者として登場するが、彼を利用するズールによって監禁されていたが第21話で脱出に失敗して行方不明になってしまう。第27話でダンゲ将軍ら労奴軍に保護され、ボアザン星への最終兵器ソーラーバードの開発に専念していた。

 第28話で先代皇帝の甥ラ・ゴールであった事が明かされ、角がない事を親に欺かれながら、平等な社会を築こうと燃えていたが、ズ・ザンバジルの陰謀で角がない事を明かされ労奴の身に落とされてしまう。反乱を起こすも失敗して仲間によって脱出され、地球で光代と結婚した経緯がある。
 第36話でグルルによりボアザン星へ拉致されてしまうが、第39話で無事労奴に救出され、最終回で遂に親子の再会を果たした。

 彼こそボルテスXのドラマの中枢である。彼の存在がボルテスXの世界を築き上げたが、作品の世界としてはある意味ボアザン内、そして地球とボアザンの争いの原因でもある。そう言う意味で賛否両論の人物かもしれないが、名無しは偉大な人物として支持したい。
浜口博士(加藤精三)1〜13話

 ビッグファルコンの初代指揮官。剛光代、岡防衛長官、佐近寺博士の恩師に当たる人物であり、剛博士に次ぐ地球防衛の主力ともいえる人物ではないだろうか。

 指揮官として、博士として、時には世界各国へ協力を求める政治家として多忙な働きを見せ、ボルテスチームの訓練では鬼教官の姿だが、本来は健一達を常に気遣っており、厳しくも優しい名指揮官である(第5、6,12話)

 第13話で父の愛を利用するボアザンの作戦で危機に陥るボルテスXに真相を告げて、獣士クラゲニャラに特攻して戦死。

 演じる加藤精三さんはメガトロン(トランスフォーマー)が余りにも有名。他の作品では大将軍ドックガーン(ゴワッパー5ゴーダム)、由利元来(マシーンブラスター)等で知られる。
岡防衛長官(増岡弘)1、7、9〜16、19、20、25〜27、31話

 地球防衛軍の指揮官。実戦の指揮では残念ながら、防衛隊が基本的無力の作風もありパッとしないが、めぐみの父親であった事から存在はそこそこあった。浜口博士や剛夫妻と共にボルテスXとビッグファルコンの建造に関わり、地球を守る代表として良識的な行動を取り続けた。めぐみには実の娘として愛する一方で、戦士として独り立ちする事を父として望んでいる模様(第9話)

 なおめぐみの父である故に、甲賀の17代目忍者である。体格から忍者とは思えないが、その身体ではありえない程身軽な動きと、確かな武術の腕を誇る。ちなみに、聖悠紀さんの初期設定ではやや痩せ気味の体格だったりする。何の事情でデザインを変えられたかは謎である。

 実は不治の病に冒されていた事が第31話で判明。ダイアンドに操られためぐみを救い、彼女をビッグファルコンへ逃がす為の囮になり同話で戦死した。

 演じる増岡弘さんは肥前太、コックロー地底将軍(マグネロボガ・キーン)、アンノンジー長官(闘士ゴーディアン)、マジシャン(亜空大作戦スラングル)等で知られ、本編ではズール役も演じられている。
 佐近寺公三(大木民夫)16〜40話

 浜口博士の教え子であり、岡防衛長官の知人。2代目(※3)ビッグファルコンの指揮官として絶体絶命のビッグファルコンを救う活躍を披露。(第16話)

 ボルテスチームを容赦なく扱く鬼のような性格。特に第17話では真意を知るまで言動がどう考えてもアレな人に見えかねない。だが浜口博士の遺志を継いで5人を守りぬく意志に燃えている。厳しさの中に温かみを持ち、五人の成長の為に敢えて憎まれ役を演じる事もある名指揮官である。(第18,34話)

 なお演じた大木民夫さんが後番組闘将ダイモスであの迷人物三輪長官を演じている為、善の三輪長官とも思えてしまう。
 タッコちゃん(堀絢子)7、10,11、15,16,19、22、27、37、39話

 日吉が作ったペットロボット。日吉になついている。8本足で空を飛び、メカを解析する能力も持つ。

 いわばロペットのポジションだった。だがロペットがコンバインに必要不可欠な重要なキャラであり毎回登場し、チームの一員として解け込んでキャラが立っていたが、こちらは趣味で生まれたマスコットで出番も少なかった事から今一つ記憶に残らない。スパロボなどの関連作品でもロペットと比べて出番はかなり少ないのではないだろうか。

 一応第7話ではボルトランダーの部品のスペアーとして、第14話では偽りの剛博士からの銃弾から日吉を救う身を呈した活躍を見せ、第21話ではズールの仕掛けた爆弾を処理するなど活躍はあった。だが、毎回登場しているロペットと、登場していない方が多いタッコでは印象に差があったようである。

 またオーソドックスなロボットアニメの色も残っていたコン・バトラーVがコメディテイストを入れやすかったのに対し、ボルテスXはドラマを重視していたからギャグを入れづらかったのかもしれない。(※4
プリンス・ハイネル(市川治)1〜17、20〜27、29〜37、39、40話

 ボアザン星の地球攻撃軍総司令官。裏切り者の父の汚名を晴らす為に、闘志を燃やす美形敵役。だが、彼は自分の父に隠された秘密をまだ知っていない。そして最終回で彼の価値観は大きく覆されることになる。

 よく二次創作作品では、誇り高い貴族、正々堂々を好む騎士道精神の持ち主であることが意識される。本編では誇り高いが、地球人を下等生物と見なし卑劣な手を取ったり、愛の感情を信じていなかったりしている。だが第30話、そして最終回では健一と1対1の決闘を望み、第37話で誇り高く死んだジャンギャルの死に涙するなど誇りを大事にする事は事実である。

 自尊心が高い訳ではないが、自分の考えに間違いがないと考えており、それゆえに違った事実を突きつけられると激しく自分の不知を恥じている。そこは誇り高い性格ゆえか(第34話)

 演じた故・市川治さんは美形敵役でロマンロボシリーズ3部作の美形敵役、またプリンス・シャーキン(勇者ライディーン)、クロッペン(未来ロボダルタニアス)でも美形敵役を演じた為長浜忠夫氏のロボットアニメ全作にレギュラー出演した唯一の声優さんである。
ルイ・ジャンギャル(飯塚昭三)1〜17、19〜22、24〜27、29、30、32〜37話

 ハイネルの部下として前線で指揮を執る豪傑。いわば荒くれ者っぽい外見だがハイネルへ絶対の忠誠を誓う武人。だが初期の方はハイネル様でなく、プリンスハイネルと呼んでいた。また第5話での罰を受けていた様子では忠誠に陰りが見えており、初期の方では絶対に忠誠を誓っていなかったと思われる。序盤はともかく終盤ではハイネルも彼を信頼している模様である。その証拠に第32話で捕虜にされたジャンギャルの救出を最優先したり、第37話で包囲されたジャンギャルを救うために残りの手勢全てをジャンギャルの救援へ送り、また誇り高い最期に涙していた。

 豪傑でありながらも猪武者ではなく、時には策を持った戦いも見せる。特に第33話では剛三兄弟の血統を確かめ、またハイネルをも納得させる周到な作戦を計画した。そんな彼は最期までハイネルに忠誠を誓い、第37話では将軍として恥を晒さないためと捕虜にされた所で自決した。健一には第32話で捕虜として命を救われた事、また第37話で自分の死に場所を与えてくれた事から感謝をしていたようで死の直前に剛博士の居場所を教えた。
 
 演じる飯塚昭三さんは次回作闘将ダイモス、また長浜ロマンロボシリーズの流れを組む宇宙大帝ゴッドシグマでも同じ指揮官に忠誠を誓う誇り高き武人バルバス、リーツを演じられている。
リー・カザリーン(小原乃梨子)1〜5、7、8、10〜15、20〜27、29〜31、33〜37、39,40話

 ハイネルの部下。主に獣士の素材となる生物の育成を担当している。裏設定ではハイネルの乳兄弟であり、ハイネルへ恋愛感情に近い忠誠を抱いている。ジャンギャルに対し初期からハイネルに忠誠を誓っていた模様。(第3話)

 科学者でズール、またはベルガンとポジションが被ってしまった事もあり、役職としての活躍は少し目立たないが、ザキ公爵、ズールの反逆計画を暴きハイネルの命を救ったり、ハイネルの為に単身で健一を暗殺しようと独断で出撃したり忠誠ゆえの活躍を見せている(第8,22、30話)

 しかし誇りを貫くハイネルに対し、ハイネルの無事を祈るカザリーンとは考えに若干ブレがあるようで、終盤ではハイネルを想う故にハイネルの誇りを捨てさせる行動をハイネルは悉く突っぱねていた。しかしハイネルもカザリーンを想っており、最終回でハイネルを庇って射殺された時にその気持ちが爆発している。

 幼少時から殆どの同類から見下されていたハイネルだったが、ジャンギャル、カザリーンという2人の忠臣がいた事は幸いであり、ハイネルにとっても心の支えではないだろうか。
ド・ズール(増岡弘)1〜5、7,8、10〜15、18〜22話

 ハイネルの部下。主に獣士の製作に関わっている。しかし第8話でザキ公爵から皇帝が送り込んだスパイだという設定が明かされ、第18話からハイネルへの反逆計画を独自に進めていく。しかし第22話で反逆計画が知られ、ハイネルの暗殺に失敗した事からボルテスチームを騙し撃ちにする計画を遂行することになるが、結局ハイネルの策略に嵌り、処刑された。
ド・ベルガン(内海賢二)24〜27、29〜32、34〜39話

 ド・ズールの後任として送り込まれたズ・ザンバジルの部下。全身をマキシンガル合金製の強固な鎧で包み、鎧獣士の開発のきっかけを作り、また鎧獣士の製作を担当した。ド・ズールとは年の離れた兄弟関係であるのは裏設定。

 当初皇帝のスパイであり、ハイネルに取って代わろうとしたが初陣での敗北で身の危機を感じてハイネルに事情を明かして許しを得て幹部として居座る事に成功。カザリーン、ジャンギャルとの関係は当初自分のポジションを奪うように現れた事もあり白い目で見られていた。その後その手の描写は見られないが、余りいい関係ではなかったのではと思われる。

 しかし第36話でグルル将軍と共謀してハイネルを裏切る。だがあくまで彼はズ・ザンバジルの部下である事がポイント。自分がトップになろうとして自滅したズールに対し、皇帝の意向を優先した故での行動であるとまだ擁護する事が出来る。だがどちらにしろ裏切った代償なのか、彼の最期は描かれなかった。多分ザンダルの大破と共に戦死したと思われる。

 指揮の腕はグルル将軍と比べればマシだが、戦闘能力は鎧に依存している模様である。第35話では鎧がないと戦えないようなトホホな一面を見せた(※5

 演じる内海賢二さんは花月長官、イザール星帝王(マグネロボガ・キーン)、帝王ゴール(真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ)、宇宙魔王(太陽の使者鉄人28号)等で知られる。
ズ・ザンバジル皇帝(寺島幹夫)18、27、28、38〜40話

 最大の黒幕。先代皇帝と愛人の間の子。皇帝の座に就くためにラ・ゴールの弱点を握り、彼を労奴へ追い落とすとともに帝位に着いた。それから地球侵略の野心を抱き、ラ・ゴールの子であるハイネルを戦死させる為に彼を地球攻撃軍総司令官に任命している。
 
贅沢三昧で悪い意味で世間離れしたダメ貴族の典型。だが、一応人を見る目はあったようで、因縁の関係であるラ・ゴールの才能を惜しんで頭脳として彼を使おう考えたり、グルルは所詮使えないと見抜いてたりしていた。(第27,28,38,39話など)

 演じた故・寺島幹夫さんはマグダー将軍(ゴワッパー5ゴーダム)、ガガーン(宇宙大帝ゴッドシグマ)、レズリー・アノー(機動戦士ガンダムF91)等で知られる。

※ボルテスチームの年齢は初期設定のものだが、キャラクター設定の何度かの変更によって年齢と外見が不釣り合いになってしまっている。だが、第12話で剛博士と別れたのが7年前との浜口博士の発言、第13話での大次郎が父と別れたのは5歳の頃との発言を考慮すると本編でも初期設定の年齢が使用されていると思われる。

※1……その後格闘戦にも長けるように設定され、近年のスーパーロボット大戦では格闘も射撃も長ける万能キャラとして設定された。

※2……ちなみに両親の死亡、浜口博士の死亡と裏設定を採用しなくてもしても、5人の内唯一身内が全滅してしまった事もやはり気の毒である。(剛三兄弟は健太郎、めぐみには第3話で存在が確認できた岡夫人が健在と考えれば自然とそうなる)

※3……岡防衛長官が2代目である説もあるが、僅か2話しか担当していない事から、臨時と考えるべきだろう。

※4……当初では近所の子供達と彼らが作ったチョイ・クルーとかいうロボットも登場する予定だったとか……。とはいえよりドラマを意識した次回作の闘将ダイモスではロペット、タッコちゃんに次ぐカイロ君が登場。そちらは結構出番があった。

※5……第35話ではマキシンガル合金を劣化させる光線銃を手にしためぐみの前に逃げ隠れをして、首元に手裏剣を刺された際は、皇帝の時計のお陰で命拾いをした事を知らず気絶していた。

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