超時空騎団サザンクロス 全話解説
最終回 ジェネシス

脚本:鳥海尽三 絵コンテ・演出;長谷川康雄 作画監督:高田三郎


艦内で激闘が続く。混乱の中脱出に成功した第15分隊だがサイフリートがいない事に気付いた。仲間を見捨てられないとジャンヌは、ムジカとボゥイ達も同胞を救おうと向かった。

 ジスタ・デュールで一人挑み続けるサイフリート。その目的はやはりデスにすぎない。だが格納庫に仕掛けられた罠がサイフリートを襲う。それを救うのはジャンヌのスパルタスだ。敵司令官に向けて死を覚悟で急いだ二人。
 そして残された面々も同胞の救出に向かったのだが、既にバイオエネルギーが不足して不要となった同胞が宇宙へ射出されていた。ムジカは姉の無事を祈ったがそこに姉の声が聞こえた。ムゼルとムジエは他の同胞を必死に励まし生きる気力を取り戻そうと振舞っていた。そしてボゥイ達の手により彼女達は無事救われ宇宙船で脱出しようとしたところ、ファイドら攻撃隊が彼らの為に現れた。ムジカはファイド達が感情を殺している、感情に従えと説得するが苦悩するファイドは聞く耳を持たなかった。戦いの中で宇宙船は発進するが、その中でムゼルは戦死してしまう。

 そしてデスの元にたどりついた二人は、彼らの命がその生命の花だと知る。デスと生命の花は輪共生関係なのだ。彼を撃っても花に己はいるのだ。だが、デスの一人を撃ち、カプセルの花を手にした時カプセル内の花は咲き誇った。だがデス達は遺跡の力を解放させて地球人をゾル星人と同化させる作戦に向かった。ジャンヌとサイフリートによって遺跡の力を封じたのだが、その戦いでメインコンピューターが破壊されてしまいゾル戦艦はグロリエへ墜落しようとしていた。
 
 マニュアルシステムで戦艦の墜落を止めようとするジャンヌはデスを捕獲して聞き出そうとするが、サイフリートの手で殺されてしまった。納得のいかないジャンヌだがサイフリートの手で脱出させられてしまう、そしてサイフリーは留まり続けた。何故ならそれが自分の選んだ道だから。最後に自分は罪滅ぼしをするとともにゾル戦艦を破壊し、爆破する戦艦と共に消えた。

 「サイフリート……!!」
 戦いが終わると同時に生命の花が散る空。その空にジャンヌの叫びが響いた……。


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