無敵鋼人ダイターン3 全話解説
第4話 太陽は我にあり

脚本:荒木芳久 絵コンテ:斧谷稔 演出:貞光紳也 作画監督:中村一夫


 近所の子供たちと遊ぶトッポは工業都市デリアの爆発を目撃する。この事件を知った万丈が駆け付ければ謎の戦車軍団が彼らに襲いかかる。マッハアタッカーで彼らを片付ける万丈だが、デスバトルの放つ光線にマッハアタッカーは操縦不能に陥ってしまう。間一髪ビューティとレイカのお陰で難を逃れた安生だが、子供達の一人ピノはデスバトルに太陽エネルギー研究所の所長を務める父デスサンダーが乗っていたのを目撃してしまう。研究所にデスバトルが収納されピノを不安が包む。だが彼はソルジャーに捕らわれてしまいデスサンダーからはメガノイドになれと勧誘されてしまう。そこに追いかけたトッポ達まで捕らわれてしまう。
 デスバトルの放った光線は太陽エネルギーを利用したものだった。それを知った万丈はダイファイターで研究所まで向うが、戦闘機ガルゴーが放つ太陽光線に苦戦を強いられ墜落してしまう。ダイターン3へ変形して反撃する。そして研究所へ乗り込み戦闘兵器を次々と破壊していく。
 この状況にデスサンダーはメガボーグへ巨大化する。子供達を人質に取る卑劣な男と罵る万丈に対し、彼はメガボーグの誇りにかけて子供たちへ手は出さないと言う。彼の目的は太陽光線を利用してダイターン3を粉砕するのみである。それには秘策が用意されていたのだ。
 太陽エネルギー研究所が変形してソーラーパネルの要塞と化した。ソーラーパネルからの光を頭部へ取り込んでダイターン3へ放つ必殺光線デスビームがダイターンファンを溶かす。陽陰に隠れてのダイターンハンマーで反撃に出るが、デスバトルが上空からデスビームを放ち、ダイターンハンマーも奪われてしまう。
 この状況で万丈は柔よく剛を制すの秘策にでた。デスバトルをソーラーパネルの光へおびき寄せて自滅に追い込み、その隙にデスサンダーの懐へ飛び込む電撃戦法をお見舞いする・ダイターンハンマーがデスサンダーをソーラーパネルへ叩きつけ、サンアタックでデスサンダーを始末するのだった。
 ピノはデスサンダーが父であると信じなかった。きっと父はメガノイドに捕らわれているのだ。彼を取り戻す為強い男になって見せると誓うのだった。


父はコマンダーなんだけど
 今回はちょっとイマイチです。デスサンダーが父であるか否かの描写があいまいで、仮に父だった場合もどうしてコマンダーになったのか過去が分からず、またその点が分からず終いなので子供達に手出しはさせないとするデスサンダーの理由もピンときませんでした。ピノに対する万丈の気遣いとかも見たかったなぁと思います。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション全話・鈴置洋孝)

巨大なバリアーが一つの村を人々と共に覆ってしまう。閉じ込められた万丈とビューティは赤ちゃんを背に脱出を開始する。行く手を塞ぐ巨大な手の正体は何か!?
次回無敵鋼人ダイターン3「赤ちゃん危機一髪」カムヒア!

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