無敵鋼人ダイターン3 全話解説
第7話 トッポの出撃大作戦

脚本:荒木芳久 絵コンテ・演出:広川和之 作画監督:林良男



 コマンダー用の人材を確保するためにコマンダーダストンは時空間転移機による大都市をテレポートさせる作戦を提案する。この作戦を知った万丈は早速マッハパトロールで出撃するが、これを見たトッポにはある野望を燃やしていた。ダイターン3に乗る事である。そこで制御コンピューターに出会う彼だが、彼のいたずらは特に害はないものだと許容される。しかし彼を許容してしまった事が運の尽き。トッポはダイファイターを発進させてしまったのだ。
 マッハアタッカーは襲いかかる戦車軍団を片付けていくが、その間にデスバトルが時空間転移機が次々と設定していく。ギャリソンは時空間転移機を三角形状に設置して巨大都市テルアンジンを消滅させる作戦と知った。レイカとビューティが最後のテレポートマシンを粉砕しようと出撃した。
 そんな時万丈はトッポの動かすダイファイターを見てしまった。だがダイファイターは時空間転移機に触れてしまい蟻地獄に飲み込まれてしまう。ダイタンクに変形して危機から逃れた。万丈はトッポを叱咤する。決してダイターン3を持ちだした事ではない。もし今回の戦いでトッポに万一の事があった場合、人間は死んだらおしまいだったからである。彼の諭しに反省して落ち込むトッポだが、万丈は初操縦でありながら戦闘機編隊を片付けたトッポの腕を評価するフォローも忘れなかった。
 ダイファイターはレディピンキーとミスターグリーンと合流。万丈チームの連係プレイでデスバトルの粉砕に成功する。作戦を死守するためダストンはメガボーグ化。ダイターン3との戦闘が始まる。
 ダイターンファンを巧みに操るダイターン3だが、ダストンもテレポート戦法を得意とする強敵だ。その特技を生かしてダストンは遂に時空間転移機を起動させる。テレポート作戦を阻止しようとするダイターン3はダイターンキャノンでダストンを時空間転移機へ激突させ、サンアタックで時空間転移機を粉砕するのだった。
 トッポを甘やかしすぎだったのかと考えるギャリソンに対し、万丈はそれで良しと言う。彼の子供らいいわんぱくさ。それはそれでいいじゃないか。


万丈なりの子供の面倒
 ストーリーからすればまぁこんなものかといった内容です。ただ名無しは中学時代にスーパーロボット大戦IMPACTをプレイしていてテレポートマシンが登場する回があったので、その元ネタはダイターン3だと知りちょっとへぇ〜でした。まだダイターン3を良く知らず、その話で黒獅子達(忍者戦士飛影に登場した3機のメカ)が行方不明になってしまうので飛影のネタと思っていました。スパロボで取り上げられるエピソードなので特に面白い回かと思いましたが、コマンダーダストンはパッとしないごく普通の悪役って感じでした。
 些細なことですが、トッポの無断出撃に対して、人間は一度死んだらおしまいなんだと諭す万丈のシーン。何気ないシーンですが優れた人類を自称するメガノイドを憎む万丈ゆえに説得力があります。最後のトッポを寛容に見る姿も気に入っています。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション全話・鈴置洋孝)

レイカをおびき寄せたコマンダージーナ。二人の間の秘密とは何だ。地底深く救助に潜入するダイタンクを無数の戦車が待ち受ける。泣くなレイカ!僕を待て!!
次回無敵鋼人ダイターン3「炎の戦車に散るジーラ」カムヒア!

BACKBACKNEXT

inserted by FC2 system