無敵鋼人ダイターン3 全話解説
第34話 次から次のメカ

脚本:斧谷稔 絵コンテ・演出:井草明夫 作画監督:江塚我子


 コマンダー・アントンはメカロボット作戦をコロスに提案していた。ダイターン3は所詮サイボーグのテストタイプとして完成されたプロトタイプ。しかし完成されたメガボーグをダイターンと同じロボットタイプへ改良してダイターン3へ挑ませれば、完成版であるメカロボットの勝利は間違いない。それも数で押し切れば勝利は確実なのである。
 量産型ダイターン3の操縦訓練に挑むトッポの前にアントン率いる戦車部隊が襲いかかる。特にニーベルゲンの前にトッポと量産型ダイタンクでは歯が立たずに大破してしまった。次に量産型マサアロケットをタートルシップが狙う。量産型ダイファイターをビューティが駆るも、勢いに乗りすぎてしまい返り討ちに遭いこれも大破。
 ビューティ達を救援した万丈の元にブッターギルンが迫る。ブッターギルンを絡ませて万丈は本家ダイターン3を呼ぶ。バンチャータイプのメカロボットを倒すダイターン3だが、ウェナータイプの目くらまし大仏戦法に苦戦したが、本体を破壊してこれも退けた。そして止めにアントンが操縦するウォンタイプのメカロボットが登場。青龍刀を腰に突き刺され、サンアタック発射装置を掴まれてしまう者の、真空逆落としで両者を地面へ叩きつける。そしてサンアタックでウォンタイプとタートルシップを粉砕するのであった。
 所詮メカを幾多も与えても、指揮官が有能でなければ意味がないとの考えは万丈もコロスも同じ考えであった。最も万丈は幾多ものメカロボットの出現でメガノイド恐怖症になっていたとか……。


質と量で圧倒しても……パイロットが無能ならば
 総出演その2.10〜12,19話の総集編ですが第13話の方が面白かったかなぁの印象です。ニーベルゲンやタートルシップとの戦いで量産型ダイファイター、ダイタンク、それをビューティ、トッポに操縦させて苦戦を強いられる描写を描いたのは良いのですが、それ以降がなんだか。万丈が操縦するダイターン3が以前の敵と同じ方法で圧倒されるのはいかがなものか。
 ただ湖川さん(変名で参加)の手で描かれた唯一のコマンダー・アントンは故・富山敬さんのオカマっぽい演技もあり妙に印象に残るキャラです。また量産型ダイタンク等と操縦訓練に挑むトッポ達の姿は最終回の伏線に繋がるのではないだろうかと考えてみたり。


今回の突っ込み

やはり、以前の敵に同じやられ方で苦戦する万丈。もう少しうまい描写をしてもらいたかったです。


次回予告(ナレーション全話・鈴置洋孝)

メガノイドはみな平等。そうは思えないコマンダージライヤ。彼には万丈を倒して男を挙げる以外に道はない。その悲壮なまでの戦いに胸打たれるスミカ。この二人を待つ運命はいかに!?
次回無敵鋼人ダイターン3『この愛の果てに』にカームヒア!

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