ゲッターロボ 全話解説
第6話 恐竜!東京ジャック作戦

脚本:田村多津夫 演出:生瀬明憲 作画監督:野田卓雄


 各地で次々と大地震が発生している。原因究明の為コマンドマシンが出撃したが、何者かの攻撃により墜落してしまう。この報せを聞いた頃リョウはチームメイトとして常に体を鍛えるべきだとの件でハヤトと衝突していた所、ミチルの元へ駆けつけるがハヤトに先を越されてしまう。もしハヤトに先を越される事は自分の努力が彼の才能に劣ると言われたようなもの。医者を呼ぶ事でリョウとハヤトは張り合ってしまい、3人そろって研究所を留守にしてしまう。
 この状況でリョウとムサシは道路を両断する亀裂を発見。メカザウルスの仕業と察し、そのメカザウルスは工場へ向かっている事から工場のドラム缶を亀裂へ放り込み、火を投げ込むことでメカザウルス・リボをあぶり出した。リボが次に向かう場所はおそらく横浜だ。3人は出動した途端リボは地中へ逃げ込みゲッター2が追うもリボが見つかる気配がない。地下層にリボを発見しても視界が不十分な為まともに戦う事が出来ない。リボを地上へおびき寄せてドリルアームで攻撃するとリボが暴走を起こしてしまう。ゲッター1、ゲッター3でも歯が立たない。
 そして、何故リボが各地に地震を起こしていたか答えが判明した。それは地震で東京を孤立されて、恐竜兵士を送り込んで東京を破壊しようとの計画なのだ。それを知ったのはコマンドマシンで出撃した元気。彼の通信を聞いたゲッター3はリボを恐竜兵士の潜水艦へ向かって大雪山おろしで投げ飛ばして勝利を収めた。元気の活躍がゲッターチームを勝利に導いたのだ。


リョウ対ハヤト。美味しい所を元気とムサシがゲット
 
リョウがハヤトに努力は大事と忠告する所はやはりサッカーや剣道で常に鍛えている人故。おそらく努力する所を見せない隼人はクールなキャラ故。両者のキャラ付けが上手く描写された前半の衝突の影響か、どことなく戦闘中もチームワークが危うく、ゲッター1、2ともに見せ場が今一つで、美味しい所をコマンドマシンとゲッター3が取ってしまう所は何となく面白い展開。この回が当時まんがまつりで上映されたそうですが、ゲッター1の活躍回ではなく3の活躍回を選ぶ所は不思議なチョイス。


今回の突っ込み

大地震発生の際、キャスター曰く人気テレビマンガが終わり次第新しい情報を……おいおいおい、そんな悠長なことを。しかもゲッターロボの世界において放送されている人気テレビマンガとは「ゲッターロボ」えぇ……(´д`)


次回予告(ナレーション:キートン山田)

メカザウルス・ベラの出現によって、日本上の通信網は壊滅に陥った。一方ムサシはハヤトのハーモニカに対抗する為ラッパを持ちだしてきたのだが、そのラッパにはベラを倒す鍵が秘められていたのだ!
次回ゲッターロボ「悪を許すな突撃ラッパ」にテレビ・スイッチオン!

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