ゲッターロボ 全話解説
第3話 恐竜帝国レインボー作戦

脚本:上原正三 演出:川田武範 作画監督:森利夫


操縦訓練に励むゲッターチーム。そんな所早乙女研究所は東京上空に七体の未確認飛行物体を発見。調査に出た所ゲッターチームは気球がペンキを撒き散らす様子を見て安心して帰還してしまう、このペンキを放つ気球こそ恐竜帝国が企てたレインボー作戦の一環であり、ゴールはメカザウルス・バジを送り込もうと企てていた。
 そしてゲッター1にて急降下訓練に挑んだリョウだが急降下する景色の中で気を失ってしまう。リョウは自分が軽度の高所恐怖症だった事を知らされ、ゲッター1のパイロットとして急降下で気を失う訳にはいかないとつり橋からのパンジージャンプに挑む。
 そんな時にメカザウルス・バジが出現した。都市へ付着したペンキの色を目当てにコンビナートの建築物を食い荒らすバジ。それを知ったリョウは目隠しを外して最後のパンジーに挑むも、そんな時にロープが千切れてしまい川底へ転落する危機に陥る。そこに隼人と武蔵がイーグル号を連れて登場。イーグル号の上に乗り移って危機を脱出したリョウは二人の友情と高所恐怖症を克服したとの確信を武器に戦場へ出撃する。
 バジへゲッタートマホークが炸裂するも切れば切る程バジは自己分裂を繰り返す驚異の能力を秘めている。攻撃したら帰って状況が悪化する強敵に早乙女博士は相手をひとまとめにすれば勝てるのではないかと提案。そこでゲッターではなくバイクでバジを翻弄させ、ゴールはちょこまかと動き回る彼らを倒す為にバジを結合させる。この状況で大雪山おとしで投げ飛ばし、ドリルストームで地中から追い出したバジにゲッタービームが炸裂するかと思った時、バジの体当たりがゲッター1の反重力回路を破壊し地上へ墜落してしまう。この状況でリョウは一か八かの急降下戦法に持ち込む。自分から地面へ叩きつけられようと急降下するゲッター1。リョウはタイミングを見計らって自動操縦へ切り換えて寸での所で飛び上がり、バジは間に合わずに地上へ激突。顔を出した所へゲッタートマホークが振り下ろされてゲッタービームを前にバジは粉砕された。リョウの高所恐怖症は彼の決死の努力で克服されたのだ。


ペンキは何のために……?
 パンジージャンプで自分の高所恐怖症を克服しようと必死なリョウの姿はある意味責任感が強いリーダーとしての責任なのでしょう。このむ茶はさておいて、レインボー作戦についてがあまり意味がわかりませんでした。別にペンキを撒き散らさなくても街を襲うだけなら普通に出撃させればいいものを。ひょっとしたら建築物を破壊するだけの事に視力が弱い為、ペンキには何か嗅覚を刺激する成分が含まれているのでしょうか?でもペンキはあらゆる所に撒き散らされているしなぁ……何なんでしょう。


今回の突っ込み

ムサシ曰くペンキ屋さんの宣伝なら大丈夫と気球を見過ごすゲッターチーム。映像でも説明されていましたが、あらゆる所にペンキを撒き散らされては東京も大迷惑です。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

恐竜帝国の帝王ゴールに捕えられたミチルを助けるべく出動したゲッターロボ。しかしジャガー号に乗るべきハヤトがいなかった。恐るべき科学力を持ったメカザウルス・ゴルと対決するゲッター1の運命はいかに!?
次回ゲッターロボ「燃える血潮の南十字星」にご期待ください。

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