ゲッターロボ 全話解説
第14話 紅の空に命を賭けろ!!

脚本:田村多津夫 演出:川田武範 作画監督:菊池城二


 各々のトレーニングがバラバラな事にミチルは不満である。皆が同じトレーニングをしなければゲッターへの合体もチームワークも養うことが出来ないと持っていたからだ。しかしメカザウルス・ギィが出現したとの報せが入り、ゲッターチームとコマンドマシンが出撃する。だがゲッター1へ合体しようとした時ムサシはトレーニング中に負った傷が原因で合体に失敗してしまい、合体の瞬間を狙うギィにコマンドマシンが時間稼ぎとなってゲッター1に合体するも、既にギィは撤退した後だった。
 ギィが撤退した理由は一度の突撃に全てを賭けているからだとリョウ達は考えて各々がトレーニングが挑む。3人が別々のトレーニングをする事が不安だとミチルは早乙女博士に言うが、彼は3人はそれぞれ個性を持っているからこそ強く、そして個性がバラバラでも彼らは団結する事が出来ると信頼を寄せている。納得がいかないと思ったミチルであったが、3人がトレーニングで疲弊して同じ部屋で寝る姿に父の信頼する理由がわかったような気がした。
 そんな時またもやギィが出現。地上に姿を現したかと思えば、地上のギィは投射光線からの囮に過ぎず、本物は空中から合体の瞬間を狙い攻撃を仕掛ける。逃げるゲットマシンに対し、ギィを操縦するキャプテン・ガルマはゲッターを倒す事に焦りやみくもに突撃を繰り返すが、ゲッター1に合体を許してしまう。
 ギィの首からの回転カッターにゲッタービームは跳ね返されてしまい、火炎放射を受けてゲッター1は炎上して海底へ沈んでしまう。
 消火が終わりリョウは反撃を開始しようとするが、ハヤトが待ったをかける。走り幅跳びのトレーニングをヒントにゲッター2へ変形して首元へ飛びつき、ゲッター3が首の回転カッターを粉砕。止めはゲッタートマホークとゲッタービームでギィを粉砕。彼らの戦いを見てミチルは自分の心配が杞憂であったと気付くのだった。


個性はバラバラだからこそそれぞれの戦いが見栄えするもの

さりげないテーマ、ゲッターチームの3人はみんな個性や趣味がバラバラなのでチームワークは大丈夫なのかと不安になるミチルの描写。そんな娘やゲッターチームを暖かく見守り穏やかな態度の早乙女博士、立派なものです。全員バラバラだからこそゲッターの空海陸の個性的な戦いが見栄えるもの。チームワークも同じ部屋で寝る姿(怪しい意味じゃないよ)や今回の戦闘シーンを見れば大丈夫なはずです。


今回の突っ込み

空中のギィへ反撃するゲッターチームですが、ハヤト曰くお前より俺の方がジャンプ力がある(走り幅跳びのトレーニング)とのことでゲッター1ならぬゲッター2でギィへ組みつきます……第13話でも言ったのですがゲッターチームの運動能力とゲッターの性能は関係ないような……。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

恐竜帝国の魔の手は遂に罪のない子供達にまで伸び、元気と悠子は人質にされてしまった。体の弱い悠子に迫る死の影に向って、リョウ、ハヤト、ムサシの三人は敢然と敵の罠にはまりにいったのだが!?
次回ゲッターロボ「悠子に捧げるバラード」にテレビ・スイッチオン!

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