ゲッターロボ 全話解説
第23話 浅間山の大発明狂

脚本:上原正三 演出・作画監督:白土武


 ジョーホーは世界発明研究所という如何にもインチキくさい研究所を見つけ、研究所で働くロボット浅太郎に捕まってしまう。そこの研究所長を務める大枯文次は少々抜けている所があるが、発明の腕はなかなか。彼に取りいればムサシを男にする事が出来るとジョーホーは彼へ弟子入りする事を決める。だが彼らはゲッターチームを毛嫌いしていた。その理由はゲットマシンが出撃する為に研究所が揺れてしまう訳で彼はとうとう早乙女研究所へ殴り込みをかけるが、元気に浅太郎の解体ボタンが押されてしまい浅太郎がバラバラになってしまう。彼は浅太郎の仇を打つとなおさら早乙女研究所とゲッターチームを恨んだ。
 その時早乙女研究所付近に怪鳥ギラ、地底竜ギラが出現。ゲッター3が応戦するが両者が放つ火炎竜巻に苦戦を強いられる。その上ギラは合体して攻撃を仕掛ける強敵であり早乙女博士は撤退を余議せざるを得なかった。そんな一方彼らにより世界発明研究所は倒壊してしまい、文次はゲッターチームの原因にあると逆恨みして爆撃をしかける。だがギラと文次の気球が直撃。ゲッター1は文次とジョーホーを救い、浅太郎はギラの翼にかじりついた。彼の偶然の行動がギラの動きが止まり彼の翼は真っ二つに折れた。この隙をついてトマホークブーメランとゲッタービームが翼を粉砕し、ドリルアームが止めを刺した。
 だが、文次は未だに早乙女研究所を敵視している。ジョーホーもムサシの制止を振り切って彼を男にする為と文次の元についてしまった……。


自称国定忠治の末裔登場なんだけど……

 ゲストキャラ3部作3発目。最も文次はサブレギュラーとして今後も登場しますが……嫌な影響を受けて奴です。早乙女研究所に対しやたらと喧嘩を吹っ掛けてくる無能なキャラの印象しかありません。多分マジンガーZの影響を受けて登場させたギャグキャラだと思いますが、ボスが甲児と立場が近く、ボスボロットで戦場に出ていた事を考えると……彼にも専用ロボットがあればなんだかんだと見せ場が出てきそうだと思いましたが……。「ゲッターロボ大全」で文次達はいらないとキッパリ書かれていたのにも分からなくはありません。ギャグはムサシ、元気、ジョーホーだけでなんとかなったような気がしますし。
 初登場の今回も活躍したのは浅太郎で、文次はただ足を引っ張っていただけ。あとジョーホー……今なら考えなおしても遅くはないですよ。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

早乙女研究所は恐竜帝国の空飛ぶ大要塞メカザウルス・ギギに攻撃され、遂にミチルが捕えられてしまった。出撃したゲッターロボは戦うすべもなく手をこまねいていたが、その時救いの手を差し伸べたのはジョーホーであったのだ!
次回ゲッターロボ「大要塞に向かって撃て」にテレビ・スイッチオン!

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