ゲッターロボ 全話解説
第36話 要塞撃滅!トロイ作戦

脚本:田村多津夫 演出:奥田誠治 作画監督:神宮さとし


 つむじ風の中から現れたメカザウルス・ダダにコマンドマシンが捕まった。ゲッター1で救助に向かうが、ダダはコマンドマシンを開放する条件にナバロン砲を破壊する事を要求してきた。ゲッター1は止むを得ずナバロン砲へ攻撃しようとするが、文次はもしナバロン砲を破壊してもミチルが助かるとは限らないと手動に切り替えてナバロン砲を放ってダダを粉砕。これによりミチルは救われ、ナバロン砲の威力を改めて実感するのだった。
 だがダダが粉砕されたのは作戦通りであった。バット将軍はメカザウルス・モギを送り込むもこれもナバロン砲により粉砕されてしまう。しかしここからバット将軍の作戦であり、モギの残骸は地中へ再結合し、早乙女研究所へ弾頭として潜入。モギが姿を現し、ナバロン砲が放たれようとした時、砲台はバット将軍に占領されてしまう。
 研究所付近で暴れ回るモギにゲッター1が立ち向かうが、バット将軍の手に落ちたナバロン砲がゲッターの右腕を吹き飛ばす。しかしミチルが秘かに潜入して文次達を救出してナバロン砲を奪回。ゲッタービームでモギを粉砕するのだった。


ナバロン砲、その栄光はあっという間に?

 ナバロン砲がいきなり2連発の活躍を披露しますが、その活躍も実は今回で見納め。前回登場したばかりなのに……それ以降は役立たずの道を歩み自然消滅の憂き目に遭います。同期ではグレートマジンガーでもサンダービームロケット砲とかが登場しましたがそちらが立った1回しか役に立たずに忘れられた事を考えると、まだ2度出番があっただけマシなのかなぁ……。基地とロボット。どちらも戦闘において非力でない関係を描写するには「大空魔竜ガイキング」まで待つ必要があったかもしれません。


今回の突っ込み

トロイの木馬作戦でナバロン砲を乗っ取ったバット将軍ですが、ゲッターを倒す事に夢中になってミチルの潜入を許してしまいます。夢中になるのって怖い事ですね。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

早乙女博士が誘拐されて、ミチルと文次はポンコツ車を駆って地底深く恐竜帝国を追撃した。だが、ゲッターロボはメカザウルスマグの待ち伏せに遭い足止めを喰らってしまった。急げ、リョウ、ハヤト、ムサシ!
次回ゲッターロボ「悪の指令!博士を狙え」にテレビ・スイッチオン!


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