ゲッターロボG 全話解説
第25話 湖に消えたミチル

脚本:馬嶋満 演出:笠井由勝 作画監督:白土武


 奇妙な化石を発見した東山教授の一団は山へ調査に向うが、彼らは大角鬼の罠にかかって人質になってしまう。彼は金属を溶かす液体を捕虜にした科学者に開発させていたのだ。
 この事件においてリョウ達はまだ学校に通っていた時間の為、ミチルが代わりに捜索へ出発する。しかし大角鬼はレディコマンドの接近を感づき、彼女を罠にはめて不時着させる。
 連絡を絶ったレディコマンドを捜索する為にゲットマシンが飛び立つ一方、意識を取り戻したミチルはレディコマンドの回路に連絡が取れず、百鬼兵に襲われて捕らわれてしまい、大角鬼の人質にされてしまう。タイムリミットは1時間。それまでに大角鬼の発明が完成しなければ、彼女に電流が流されてしまうのだ。
 しかしミチルが放った発煙筒に気付き、リョウ達は大角鬼の基地を発見。メカ大角鬼にゲッターポセイドン、ライガーが立ち向かうがメカ大角鬼を倒すには至らない。しかしその頃東山教授達はこのまま従う訳にはいかないと判断し、自分達が開発中の液体を駆使して百鬼兵を追い払い、ミチルを救出。開発した様々な兵器を活かして基地からの脱出に成功した。
 一方ゲッターライガーはメカ大角鬼の弱点である脊髄を攻撃し拘束から逃れることに成功。シャインスパークでメカ大角鬼を粉砕。恐るべき液体も基地の爆発と共に消え失せたのだ。


恐るべき液体。科学者達の良心が百鬼帝国の作戦を砕く

 今回のポイントは東山教授を始めとする科学者達の意外な活躍。ミチルの救出のため大角鬼に従い金属を溶かす液体を開発した所で、大人しく従う事に疑問を感じてミチルを救出して、発明品で基地を脱出し爆破させるものですから凄い凄い。特に名もない一人が研究が勿体ないと爆弾を隠し持った所、扉が閉まり是隊絶命の危機に陥った所で、その爆弾を使って脱出に成功する所。東山教授は恐ろしい兵器を持ち帰ってはいけないと突っ込みますが、その彼がなにはともあれ皆を助ける事を選んだため良しとしましょう。
 あとミチルの銃撃戦は今回が初めて。今まで恐竜兵士を相手に肉弾戦を繰り広げる事はありましたが、とうとうマシンガンを使うようになったかと思うと、色々激化しているんだなぁと思うものです。


今回の突っ込み

ミチル曰くリョウ達はまだ学校にいるとのこと……おそらく部活なんでしょうね。ミチルが高校を中退した事はなさそうですし。思えばリョウ達の学校=部活のような関係なんだろうなぁと考えてみたり。実際ミチル以外は制服姿を見せた事がありませんし。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

百鬼帝国より秘かに派遣された新宿支部長が車にはねられて死んだ。その代わりにハヤトの幼友達イサムを剛竜鬼に改造し、新宿の街を襲わせた。ハヤトは必死に食い止めようと説得するのだが……。
次回ゲッターロボG「鬼になったあいつ!」にテレビ・スイッチ・オン!

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