ゲッターロボG 全話解説
第37話 危機迫る日本近海!

脚本:馬嶋満 演出:笠井由勝 作画監督:広田全


 たび重なる敗北により、残りの百鬼衆は海外の支部に送り込んだ6人しかいない。ブライ大帝は彼らを招集し最後の戦いに挑もうとしていた。そのうち4機・メカ雷電鬼、メカ輪魔鬼、メカ闇虫鬼、メカ輪魔鬼がニューヨーク、パリ、モスクワ、ロンドンを襲撃。その報せが入り、急遽リョウ達は研究所へ急いだ。この計画は何か。
 百鬼帝国側ではこの4機にメカ十方鬼、メカ電獣鬼を含めて6機を合体百鬼ロボットへ改造する計画が立っていた。その為に伊豆大島の基地へ集結させる。しかしゲッターチームが伊豆大島へ偵察に来た際、人が倒れている所を発見。彼の証言から伊豆大島が百鬼帝国の基地であると判明。準備が整う前に奇襲をかけようと考えるハヤトだが、島民の避難も考えなくてはならない。そんな時ベンケイの一言からハヤトは国防軍との共同作戦にてひな鳥作戦を提案する。
 そして島民の避難が開始された。島において国防軍と百鬼兵の戦いが展開され、ゲッターも出撃する。百鬼帝国は合体百鬼ロボットへの改造作業中ゆえに、まだ手をつけていないメカ雷電鬼しか出撃出来ず、シャインスパークで簡単に葬り去られてしまう。
 しかし、5機による合体百鬼ロボットが完成してしまった。シャインスパーク使用直後ゆえにゲッタードラゴンは一旦エネルギー補給をしなければならなかった。だが沈没したタンカーにはレディコマンドを控えさせた事が幸いし、すぐにシャインスパークで合体百鬼ロボットを粉砕した……かに見えたが、深海で蘇ったことをリョウ達はまだ知らなかった。


残りの百鬼衆、あと6人!?

 いつの間にか百鬼衆は残り6人。今まで登場した鬼は39人しかいませんので、今回の6人を足してもあと55人ぐらいいるのでは……と思いましたが、百鬼衆が100人であるとは言及されていない為、まぁ百人いる鬼軍団ではなく、百鬼帝国の誇る軍団として考えましょう。
 細かい所はさておき、今回の見所はひな鳥作戦からの流れ、作戦名はちょっとシュールですが、国防軍と協力して、秘密基地を敷かれた伊豆大島の島民を避難させ、伊豆大島の基地を叩く描写は結構リアルです。最終回までの3部作は国防軍のさりげない活躍が結構目立ち、今回では名もなき人々の避難活動と救助作業はまだリアルロボットものが搭乗していないにも関わらず、リアルな雰囲気を出す事に成功しています。
 バトル面ではシャインスパークを二度放つゲッタードラゴンの活躍。レディコマンドを沈没したタンカーの中に隠す作戦にビックリ。


今回の突っ込み
今回は特にありません。


次回予告(ナレーション:キートン山田)

ブライ大帝は遂に合体メカロボットに東京上陸を開始させた。国防軍の反撃も虚しく、東京は炎の街と化し、恐怖のどん底へ叩きこまれてしまう。ゲッターチームよ急げ!研究所が危ない!
次回ゲッターロボG「ブライ大帝決死の大反撃!」にテレビ・スイッチ・オン!

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