超人戦隊バラタック 全話解説
第29話 ぬき足さし足しのび足

脚本:藤川桂介 演出:森下孝三 作画監督;須田正巳


 ぬき足さし足しのび足と兵士たちに教えるゴルテウス。一体何の練習だろうか? それは簡単。シークレットベースへの侵入を自ら行おうとしているのだ。前回の件で失敗した二人に代わってだ(最も二人は侵入ではなく脱走なのだが……)そして精鋭の兵士たちはバラタックを捜す。電話で探したり、タクシーの運転手に聞いたり、おもちゃ屋の主人に尋ねたり、本屋で立ち読みしたり……まぁそれで見つけられるかどうかは言うまでもないのだが……ゴルテウスは残りの部下と一緒に蕎麦屋で宴会を開いていた。
 シークレットバラタックはスキーに出かけて今後の対策を練る会議を兼ねて久々の休暇を満喫していた頃、部下たちはバラタックのOPをうたう少年と出会う。なんと少年は今からシークレットベースへ新聞配達に向かっているのだ。予想外の事態でシークレットベースの居場所を掴んだゴルテウスは待機していたガエルとゴブラに総攻撃命令を下した。
 いよいよ総決戦の時が来た。忠臣蔵スタイルで突撃隊を結成し、蕎麦屋の主人から蕎麦までいただいて雪景色の中、討ち入りをかける。そんな突撃隊の潜入を知った博士はシークレットベースの電源を落としシークレットバラタックに調査を依頼。そしてピラミッドの出現を前にバラタックで向かわせた。迫る爬虫ロボ・イヤハヤを自動操縦で向かわせ、ユージとフランコは突撃隊の調査に向かい、そのメンバーを追撃するがバラタックの自動操縦が切れてしまい絶体絶命の危機に陥った。二人は合流しバラタックをブルーバラタックに換装させる。電磁フンドーでイヤハヤを巻きつけて動きを封じ回転攻撃で止めを刺すも、基地の設備を把握したゴルテウスは目標は果たしたと撤退した。


メタフィクション軽く自重! 
 今回は腹を抱えて笑いました。メタフィクションネタ容赦ないです。おもちゃ屋にバラタックのプラモやマグネモが置いてあったり(ガ・キーンもありました。ジーグがないのは大人の事情でしょうか?)、バラタックのOPが歌われていたり……そして突っ込みで入れようと思いましたが、秘密基地に新聞配達をする少年がいるとは思いもしませんでした。しかもその少年についていって秘密基地の場所が分かる展開がハチャメチャです。シークレットベースに新聞受けがあるのかと思うと色々突っ込みを入れたくなります。多分加藤博士の住居とシークレットベースが同じ場所だったのでしょうか。ロボットアニメで”新聞配達の人について行った”という理由で(またはそれに並ぶくだらない理由)秘密基地の場所が分かったアニメがあったら他に教えてほしいです。
 また忠臣蔵ネタが面白く、コスプレをして雪降る中で討ち入りに出かけるところはくだらないです(どうやら昔から〜とゴルテウスは言っていましたがシャイザックにもそのような習慣とかがあったのでしょうか?)


今回の突っ込み

あぁすみません。上で語ってしまいました。


次回予告
やけに長い次回予告
超人戦隊による秘密基地探索の輪が狭まった。身の危険を感じたゴルテウスは基地そっくりの偽基地を作り、数々の罠を仕掛け超人戦隊をおびき寄せる作戦に出た。そうとも知らずマックは人質奪回と地球防衛のために攻撃を開始した。ガエルに代わってゴブラが指揮を執る奇想天外の罠もディッキーの透視力と無敵ロボットバラタックの前には通じずあっという間に粉砕されてしまった。その時突然ゴルテウスの声が響き渡った。わしが悪かった。謝るよ。人質も返す。ところで一つだけ頼みがある。実はイプシロン星へ引き上げるに際して記念にバラタックをもらって帰りたいのだ。バラタックファンの諸君どう思うかね?人の命とロボットの交換だ。
次回超人戦隊バラタック「人質は奪い返したが!?」を君は〜見る!

やけに短い次回予告
超人戦隊はついにゴルテウスを発見した。しかしちょいと待て、この基地何か罠のにおいを感じるぞ。
次回超人戦隊バラタック「人質は奪い返したが!?」を君は〜見る!

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