トラウママンガシリーズ
第1回 ペン回し伝説スピナーキング翼
2008年~2009年 コミックブンブン
いそうなおき(監修;日本ペン回し協会)
第2回・激突!!スピニングバトル! |
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カラーページでいきなり店の前で腕立て伏せをする翼。本人は気づいていないかもしれませんが営業妨害です。ペンスピナーにとって指は大事だそうですが、それだったら握力を強化する必要はないような気がします……(あおり文句、何か突っ込みを入れてやってくださいよ) それはそうと今回は新発売のスピナーセンサーを買いに来た翼。どうやら技の難易度を認識して数字化するまるでどこかのスカウターみたいなハイテク機器の登場です。 |
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スピナーセンサーを購入した翼は店長の提案で同じ目的で店に来た大牙とスピナーセンサーを使ってのスピニングバトルをすることに。ペンスピニングを孤独との戦いと言い張る大牙に対し、お互いとのスピニングが大事と翼は主張しフライングコンドルを決める。必殺フリースタイルを持たない大牙は焦り、負けるのを恐れた大牙はペンの回転速度を無意識に上げていくと彼の超高速回転がかまいたち現象を引き起こすことが発覚。それが彼の必殺フリースタイル疾風タイガーですが、ペン回すたびに周囲の物が切れる事を考えるこれまた迷惑な技です。あと空気を裂くペンの音は獣のおたけびだそうですが……想像つきませんね(ペン回すと虎の雄たけびが聞こえるのは) 限界を越えて必殺フリースタイルを習得した大牙に刺激され翼はペンをランニングサイクロンに持ちかえ、新しい必殺フリースタイルを編み出そうとするも暴れ馬のように右腕が暴走して上手くいかない。 ちなみに翼の腕を炎が包んでいますが店長いわく空気摩擦の炎と、どうやら目に見えるものだそうです。(腕やけどしないかなぁ?) |
苦難の末に誕生した新必殺フリースタイルファイヤーペガサスが決め手となりバトルは翼の勝利。店長曰く互いが互いを高めあういいバトルだったそうです。(どんなペン回し対決だ) そして唐突に第32回ペンスピナーグランプリが開催される話を聞き2人は大会に向けて特訓することを誓うところで第2話は終了。しかしこの世界でペン回しはどれだけ広まっているのでしょうか。まぁこの手のマンガにそのような質問は禁句ですが。
第3回・開幕!PSG(ペンスピナーグランプリ) |
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火事に巻き込まれた幼い翼を救出したのは当時のスピナーキングだったことが彼にスピナーキングへの憧れを抱かせる理由らしい。ちなみにこのスピナーキングのマントには”回転王”とでかでかと書かれています。 そんな夢を見ていた翼が目を覚ますと時計は既に大会開始の時刻。大急ぎで会場へ向かう。それよりもどうやらこの大会毎年行われているらしく(スピナー達の季節って何よ?)天下一武道会のリングみたいな場所に大勢の人々がペン回しをしていたり、外で立って応援している人たちも大勢いたり。とりあえず言い切れることはカオスの一言に尽きます。 |
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大牙は予選4位確定だが、翼はまだ会場に来ない。それに気づいた現在8位の豪田は子分100人以上に翼の足止めをさせるが……翼のフライングフェニックスを前に見事に吹き飛ばされる。 もし翼がアニメ化されたら「ペン回しはルールを守って楽しみましょう」とか「人に向けてペン回ししないでください」みたいな注意テロップとかが出るんでしょうか(笑)。しかしペン回し恐るべしです。 |
会場に着くや否や豪田に抑え込まれるもファイヤーペガサスでガードを振り切り、左の図の右腕が止まらない状態で予選終了2分前に会場に到着。そしてフライングフェニックスを決めてギリギリ予選通過。しかしファイヤーペガサス中の翼、物凄くアブナイ人みたいです。
©いそうなおき・ポプラ社