トラウママンガシリーズ

 第2回 機動戦士ガンダム カードビルダー戦士
2007年〜2008年 ガンダムエーススペシャル
津島直人(監修;バンダイナムコゲームズ)

第2話・激突!木安春大VS戦士!!

シャアのスタンドを持つ少年・大。彼からは話を聞けというが戦士は彼に勝負を挑む。だが大のシャア専用ザクにガンダムは追い付けず、圧倒的に不利な状況に追い込まれてしまう。
しかし、負けたくない執念が戦士を覚醒させる。
物凄くヤバい方向へ。


奇声をあげながら鬼神のような戦いぶりを見せる戦士。最初は余裕だった大だが彼に追い詰められ死角を突かれた瞬間、唐突に雷がペガサスに直撃。店をも破壊するほどの雷の影響でビルダー台は大破し勝敗の結果はうやむやになってしまう。
……カードゲームで店が壊れるとは。
カードビルダー恐ろしい子です。

引き分けた勝負に決着をつけるため、そして両親の手がかりを彼につかませるため大はワールドビルダーズカップのエントリーカードを彼に渡す。大会は一週間後。それまでに強くなれと言い残して彼はペガサスを後にした。
そして戦士の力を感じたライバルたちが大会上の日本へ向かい、
星の屑成就のために、牙刀という男も大の尻尾をつかむ名目で大会に出場。
……ガトー少佐、デラーズ閣下、こんなところで何をやっているのでしょうか。あと2人とも和服が見事に似合っています。

大会まで一週間。しかし殆どのカードを火事で失った彼が強くなるためにはあまりにも短すぎる時間だった。脱走時のアムロが行ったようなスナックで悩む戦士の前に羅瑠が姿を見せる。そして彼の挑発に乗った戦士はスナック地下でビルダー対決に挑む。

第3話・戦士ピンチ!青き巨星のチーム攻撃!!


このビルダーでは勝者は名誉と地位を得て、敗者はカードを没収されビルダー界を追放されるという弱肉強食な戦い。戦力の乏しい戦士は隊長機のグフの一点狙いで勝利を狙うが2機のザクの援護射撃に阻まれ、グフのヒートロッドがクリティカルヒット。その衝撃で戦士がリングサイドへ吹き飛ばされる。
……この図からみると敗者はビルダー界どころか現世界を追放されそうなほどヤバい会場です。
このリングを考えた人はちょっと前に出てください。それと落とせ落とせと大合唱コールをしている観客も。


アムロの力を借りて戦士はリングに復帰。再び戦いが始まるもやはり羅瑠の優勢であることには変わりない。しかし、観客席でどう考えてもセイラさんにしか見えない少女の姿に彼の攻撃が止まる。まさかこっちのランパ・ラルもセイラさんの付き人だったのでしょうか?ちなみにこのセイラさんはスタンドではなく後の話に関わってきます。

一瞬のすきをついてガンダムのビームサーベルがグフに命中。だが彼の真意はグフをおとりにしてザクによる後方からの攻撃を狙っており、マゼラトップ砲が直撃してしまいガンダムは倒れてしまう。しかしまたもや雷が落ち、今度はカードに直撃。そして戦士の覚醒とともにガンダムがアムロ専用ガンダムに進化。その機体で逆転勝利をおさめ、羅瑠はリングの爆発とともにまっさかさまへ落ちていった。
……よりによって進化しましたか。もちろんこんな現象はカードビルダー中にはありません。セイラさんが見えたところでとどめを刺していればまだまともな話になったと思いますが。

第4話・開催!ワールドビルダーズカップ

ついにワールドビルダーズカップが開催された。大や数々のライバルが集う会場に期待と興奮が高まる戦士。だが、1回戦のシルエットクイズでいきなり間違え第1回戦敗退という結果に終わる。
どうでもいいことですがこのコマのアムロの表情はほかのガンダムマンガを見てもかなりレアなものだと思います(笑)


とはいえさすがにこのままで終わらせるわけにはいかないので。敗者復活戦という都合のいいような展開に突入。さらに彼の両親を知る謎の人物から新カード・リアルタイプガンダムを手にして、1回戦の仁を皮切りに僅か4ページで3回戦まで進出する。

……とまあ急に駆け足な展開になり察しになった方も多いと思いますがこの作品は連載時にこの回で打ち切られています。やはりガンダムエースにおいてこのマンガは場違いだったのでしょうか。(多分そう)ケロケロエース、またはVジャンプとかで連載されていたらそこそこ続いたと思うのですが。
次のページで描き下ろしによるとにかくやけくそとカオスが入り混じった最終回を紹介しようと思います。この展開がどうなるか気になる方は早速次のページへ行きましょう。

Back Next

inserted by FC2 system