グロイザーX 全話解説
第8話 消えた空爆ロボ


 星川博士が新型エンジン・V7を完成させた。最終テスト段階の為のテストパイロットに選ばれた譲は早速東京へ向かった。一方、ルドンもV7を気にかけており、直接研究所でエンジンを奪取する事をもくろんでいた。 
 星川博士に出会った譲は彼の息子のコウジと共に会話を弾ませる。以前彼らが茜島へ行ってコウジが海でおぼれた時に、パラシュートの降下訓練中に足を骨折したにもかかわらず、譲が彼を助けたこともありコウジにとって譲は命の恩人なのだ。
 その頃ゲルモスからは空爆ロボ・ガロンガーが出撃。だが、ガロンガーは天狗山に墜落して連絡を絶った。保安局から偵察隊が出るが、空爆ロボは見つからなかった。ひと通りテストが終わった譲に茜島から電話が入り、赤とんぼで天狗山に向かった。だが、譲と一緒に連れてったもらえなかったコウジは一人で天狗山に向かってしまい、ガロン隊長に遭遇。催眠銃を食らって気絶してしまった。
 翌朝研究所に帰還した譲だが、コウジの姿は見つからなかった。しかしちょうどその時、コウジは一人で帰ってきたが表情一つ変えることなかった。再びV7のテストを行う譲だが、その間コウジは何者かに操られたようにエンジンV7の設計書を奪って家から逃走してしまった。それを知った譲はすぐさま赤とんぼでコウジを乗せた車を追跡。だが、ガイラー兵の攻撃を受けて赤トンボは墜落。脱出した譲はガイラー兵に取り囲まれてしまった。彼の処刑を、催眠術にかかったコウジに任すガロン。しかし譲の言葉から自分を取り戻したコウジは譲を拘束したロープを光線銃でちぎる。譲はコウジを匿いながらガイラー兵と銃撃戦を展開する。そこにグロイザーXが到着。譲はすぐさまグロイザーXに乗り込み、フライングトーペトーでガロンガーにとどめを刺した。
 コウジの無事に喜ぶ両親。彼らは去りゆく譲達に感謝して、譲とリタも決意を固めるのだった。ガイラー星人の企みは少年の小さな勇気によって潰された。だが、日本征服の魔の手はいつまで続くのだろうか。


飛行機パイロット・海阪譲。
今回もテストパイロットに選ばれる譲。以前述べましたように譲はロボットアニメの主人公では数少ない従来の仕事とパイロットを掛け持ちしている珍しい主人公でした。今回でその手の話は終わりですが、それ以後も赤トンボを乗り回している姿から譲は飛行機パイロットの仕事を続けていたような気がします。
今回の話は操られた少年を譲の言葉で正気にさせるエピソードですが、まぁこんなものかみたいなエピソードでした。譲は結構子供達と絡むエピソードが多くその中で譲は子供好きだなぁという印象を抱かせるエピソードが多いです。

また今回もグロイザーロボが空爆ロボの飛行形態に苦戦する描写がみられ、リターンエックスして止めを刺します。やはりこの世界では空爆形態の方が強いという事でしょう。


今回の突っ込み

操られたコウジがX7エンジンの設計図を奪って、家の窓ガラスを突き破って脱走しますが、どう考えても重傷になる予感がします。それなのに無傷でいられるとは。洗脳の力でしょうか。それとも……


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