グロイザーX 全話解説
第16話 日本全土を攻撃せよ


 新宿の高層ビルにへばりつく空爆ロボ・カイジュウ。カイジュウの無差別攻撃を前に防衛隊の飛行ヘリが次々と撃墜され、物凄い動きで地中に潜行し、地下鉄を容赦なく押しつぶす。物凄い性能を秘めた空爆ロボを前に保安局からは防衛案すら出ないほどだ。休む暇もなく石油コンビナートがカイジュウに襲われ、防衛隊が出動するがやはり返り討ちにあってしまう。さらに墜落した戦闘機が石油タンクに激突して、石油コンビナートは炎上してしまう。
 カイジュウに対抗できるのはもはやグロイザーXのみ。吉田局長の命令によりグロイザーXが出撃。カイジュウとの空中戦を展開するがカイジュウが山岳地帯にもぐりこんでしまい一時撤退を決めた。
 グロイザーとの戦いを避けたカイジュウは第2の作戦として日本の米を奪って、日本を混乱させようとしていた。その頃、ビデオでカイジュウの研究をしていると譲は腹部がカイジュウの弱点だと見抜いた。
 カイジュウが物資をゲルモスへ搬送して再び出撃する時を突くためにグロイザーXで飛行する2人。そして炭田へ出撃したカイジュウを譲はGタンクで追う。地中を掘り進むカイジュウを追うGタンク。石炭を採集中のカイジュウを目の前に戦いを繰り広げる。カイジュウの火炎放射を地中を掘り進みながら逃げるGタンク。だが、カイジュウの腹部を破壊する事に成功し、カイジュウは空中戦にグロイザーXを持ち込む。 しかし火炎放射がタキオンソニックに押し返され、機体内部の石炭に引火。炎上する中でフライングトーペトーを撃ち込まれてカイジュウは撃破された。
日本全土をかく乱した空爆ロボ・カイジュウはグロイザーXに撃ち落とされた。だが、2人にはゲルドン帝王がさらに送ってくる新型空爆ロボとの明日をも知れぬ戦いが待ち受けているのだ。


またもお手柄Gタンク!
今回のエピソードは米を強奪して、米の価格の高騰を招いて日本経済を破綻させるという……まぁまたどこの死ね死ね団と突っ込みを入れましょう。ちなみに魚の話と米の話は同じ吉田進さんが脚本を執筆していました。

それはそうとGタンクがまたも活躍を見せるこのエピソード。地中担当が空中、水中担当メカより見せ場があるのは珍しいなぁとも感じます。(最も空中は空爆ロボに被りますが)。地中はグロイザーXではどうしようもない場所で、敵メカの内部にもぐりこめる所も、Gタンクの長所でしょう。


今回の突っ込み

カイジュウというネーミングは安直すぎるものでは。そりゃあ以前の隊長から名前をもじるのも、ちょっと待て的な名前がちらほらあったのですが


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