グロイザーX 全話解説
第31話 冷たく白い東京


 ボートで釣りを楽しむサブとバクさん。2人はトビウオの大群を発見し大物を期待するが、突然物凄い冷気と津波に襲われる。幸い基地に帰れた2人だが、彼らの話を笑って信じない譲達。
その一方国家保安局は東京方面へ向かう謎の物体を発見し、防衛隊に調査を進めさせる。中央気象庁からの連絡で、東京の温度が急激に低下し、マイナス10度に到達。その為にガスの使用量が増大し、ガスや電気が底をつき始めていた。
 ゲルドンの作戦は見事に成功した。ドゴスはリタの教官だったヒルダを空爆ロボの隊長に任命し、リタとグロイザーXを狙う。防衛隊は東京湾に謎の氷山を発見。それが今回の大寒波の原因と見た吉田局長は防衛隊に氷山の破壊を命令。だが巨大な氷山が浮上し中から空爆ロボ・アザランダーが現れた。
 やはり吉田局長の命令から出撃するグロイザーXはアザランダーに遭遇。攻撃を仕掛けるが、アザランダーのアイスレーザーを前に攻撃が効かない。アイスレーザーによって氷漬けにされ、グロイザーXの攻撃手段が封じられていき、切り札のフライング・トーペドーまで使えなくなってしまった。グロイザーXとリタを引き渡せと要求するヒルダ。コクピット内部までも凍りついてしまい、譲はあまりの寒さに目を閉じてしまう。
 リタの裏切りのせいで自分がみじめな思いをしたとリタに伝えるヒルダ。リタは譲を救うためグロイザーXを引き渡すことを選ぶ。東京を救うためにはガイラー帝国に戻るしかないと譲に言うリタ。だが、ヒルダの言葉に怒りを感じ譲はリタを離さないとリタを説得。リタも思いとどまり再びグロイザーXで戦いを挑む。残された手段は正面衝突のみ。この窮地に追いやられた状況の中、サブは太陽熱を利用する事を提案。太陽熱をエネルギーに変換してグロイザーXの戦闘力を高めるのだ。
 太陽へ飛び立ったグロイザーXはコロナエネルギーでパワーアップ。コロナエネルギーでパワーアップした武器で反撃開始。フライングトーペドーでアザランダーを葬り去った。 東京は無事救われた。仲間たちに迎えられ笑顔が戻る譲とリタだった。


まさかの太陽熱パワーアップ
今回の隊長・ヒルダは久しぶりの女隊長。リタにとっては教官だった人物で、久しぶりにリタと関係のある隊長が登場しました。最も今回は本当に悪人なのですが。どうでもいいことですがなんとなーく魔女っ子チックルっぽい感じがします。同じダイナミック作品という縁なのかもしれません。
ヒルダは悪人という事もあり、譲にリタは裏切り者は二度裏切ると言ってヒルダを中傷しますが、譲は今回死ぬ時は一緒だと言い、さりげなく告白したような感じです。

ここまではまずまずなエピソードですが、突然太陽熱によるパワーアップが登場し、熱吸収板で太陽熱を吸収して攻撃装置の性能を高める事が出来るといういきなりの新兵器&新武装が登場。いくらなんでもこの場ではいきなりすぎます。もっと前からこのような活躍をしたら面白いのですが、もしそうだったら何時もパワーアップした状態で戦うようなものですからねぇ……本当にいきなりですが。


今回の突っ込み

やはりコロナ作戦でしょう……


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