グロイザーX 全話解説
第34話 リタよ!ジョーを撃て!


 茜島攻撃作戦が失敗したため、遂にゲルドンはドゴスを解雇しようとした。懇願するドゴスは最後のチャンスを与えられた。
バクの墓標で冥福を祈る譲達の前に海中からガイラー兵が現れた。譲達は意表をついて、ガイラー兵を追い払う事に成功。譲はガイラー兵から銃を奪って、ガイラー兵を倒そうとするが、リタが人質に捕らわれてしまい譲は銃を捨てた。そしてリタはガイラー兵に連行されてしまう。慌てて先行してリタを追う譲達だが、突然現れた竜巻に行く手を阻まれてしまった。
 リタを救うためにサブとゲンとともにグロイザーXで出撃する譲。秘密前線基地の中で連行されるリタは、発信機を基地内に捨て譲達に自分の居場所を伝える。Gシャークでリタの行方を追う譲は基地の入り口を発見。潜入に成功する。
 リタの居場所を探る譲。だが、ドゴスに見つかってしまい、リタが縛られている部屋に落ちてしまい、彼も縛られてしまう。ドゴスは洗脳装置でリタを洗脳させ譲を射殺させる作戦に出る。そして洗脳されたリタは譲に銃を向ける。譲はリタを説得するも、彼女の銃弾が譲の左肩を射抜いた。息を引き取った譲を片づけるため彼を担ぐリタ。そしてGシャークの横でリタは靴底に隠していた薬を譲に飲ませ、譲を目覚めさせた。実はリタは妨害電波を流す耳栓をしていた事もあって洗脳されずに済んだのだ。譲の治療をしてGシャークに乗り込む2人はグロイザーXへ戻る。怒るドゴスは空爆ロボで出撃。茜島を守るためにもグロイザーXは戦いを挑む。
 滑走路が空爆ロボに破壊され、グロイザーXはグロイザーロボにファイトアップして空爆ロボに戦いを挑む。操縦席がある頭を狙えば倒せると見抜いたリタは、空爆ロボの頭部を叩くことを選んだ。思いっきり飛び上がったグロイザーXは真上からフライングトーペドーで空爆ロボの頭を貫いた。空爆ロボを倒すことに成功したがドゴスは脱出。無様な彼の姿に怒りを燃やすゲルドンだった。
 茜基地の被害を最小限に食い止めた譲。そして彼を救ったリタを胴上げするサブ達だった。飛島チーム全員の協力が基地を救い、そして日本を救った。だが怒り狂ったガイラー帝国の攻撃がやむまでグロイザーXは戦い続けるのだった。


グロイザーロボが活躍する貴重なエピソード
バクさんを失い、遂に物語はクライマックスへ……その前にワンクッションとして用意されたのがこのエピソードです。話の出来はまぁまぁですが、少しタイミングが微妙だったのかもしれません。序盤のバクさんの追悼の事を考えると、バクサンの死に余韻を持たせたかったのかもしれません。

今回の見どころは、やはりグロイザーロボが本従来の格闘戦だけでなく、空爆モードでも使っていた武装を使っていた所でしょうか。こういう武器をロボットが使っていると何となくほっとしますね。
今回のエピソードは連続ドラマ性が強い終盤の中では1話完結のエピソードですが、ここでひと段落を置いていよいよ最終決戦へと突入していきます。久々のナレーションもいい感じでした。


今回の突っ込み

今回は特にないです


BACKBACKNEXT

inserted by FC2 system