超電磁マシーンボルテスX
全話解説
第25話 自爆!!超電磁ボール!

脚本:五武冬史 絵コンテ・演出:寺田和男 作画監督:塩山紀生、金山明博(総作画監督)


ボルテスXの強化改造が進められるビッグファルコン。佐近寺博士はある実験を岡防衛長官やボルテスチームへ見せて強化改造の意味を明かす。それは鎧獣士の破片。うちメカ鷹の光線に照射された部分が分子構造が変化しており、マシンガン、ビーム、ミサイルでも砕けないマキシンガルの装甲が、照射された部分だけ脆く砕け散ったのだ。そしてメカ鷹の光線を再現した兵器が超電磁加重砲。これにより鎧獣士への脅威は去ったと思われたが、超電磁加重砲はビッグファルコン全てのエネルギーを必要とする程燃費が悪く、ボルテスXで放つにはエネルギーが足りないのだ。
 だが方法はある。天空剣の際に集中される雷のエネルギーを吸収して放つ超電磁加重砲。つまり超電磁ボールが新たなる切り札。雷の吸収に耐えきり、超電磁ボールを放つ為にボルテスXの改造に勤しんでいたのだ。
 健一はとあることが気がかりだった。ひょっとしたらあのメカ鷹は剛博士が操縦しているのではないだろうか。だが健一は、ボルテスチームは今こそ精いっぱい戦う事のみ。改めて決意を固めた時鎧獣士デスラーが出現。 だがボルテスXは改造とテストを終わっていないから出撃する事が出来ない。そうしている間に護衛の防衛艦隊が次々とやられていく。この戦況を前に佐近寺博士はぶっつけ本番でボルテスチームの出動を命令。
 ボルテスXは超電磁ボール生成に全てをかける。天空剣をかざして超電磁エネルギーを吸収しようとするが、ボルテスX内部には激しい電流が走り、機器類が吹き飛んでしまう程。辛うじて一発放ったがデスラーにかわされてしまい、二発目を放とうとした所でボルテスXは倒れてしまった。デスラーの攻撃を受けるボルテスXに勝つ術はあるのか?そこへ現れた機械はまたも謎のメカ鷹。超電磁ボールを
デスラーに照射したメカ鷹はボルテスチームに激励を送り、立ち上がったボルテスXが天空剣でVに切り捨てて辛うじて勝利を収めた。
 そして鷹メカは去ると同時にボルテスXの改造計画書を収めたカプセルを残していった。果たして鷹メカの正体とは……


パワーアップへの困難。苦難を乗り越えろ!
長浜ロマンロボシリーズにとってお約束のパワーアップ劇。五武さんの前後編ともいえる今回と次回で描かれる2度の挫折、危機から立ち直る奇跡、そして新必殺技誕生のドラマは手に汗を握ります。(終盤でほぼ新武装を連発させた○・○ー○には見習ってほしいものである)パワーアップ技がホールド技であるのは前作コン・バトラーVの超電磁タツマキへのオマージュでしょうか。


今回の突っ込み

テストをする暇もなくボルテスXは出動してしまい、エネルギーが尽きて絶体絶命となってしまいますが……防衛艦隊、もう少し頑張る事は出来なかったのでしょうか。


次回予告(担当ナレーション;市川治)

新兵器超電磁ボールのコントロールに健一達は全てをかける。謎の飛行メカを操る者は誰か?戦闘不能となったボルテスXに新たな鎧獣士が襲い掛かる。
次回ボルテスX「謎の飛行メカとの合体」にご期待ください!!

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