超電磁マシーンボルテスX
全話解説
第26話 謎の飛行メカとの合体
脚本:五武冬史 絵コンテ・演出:横山裕一郎 作画監督:金山明博
超電磁ボールの事にも想定した設計図であることから剛博士が手掛けた設計書ではないかと佐近寺博士は考えている。父がまだ生きている。この報せは健一達を大きく激励させたが、佐近寺博士は気がかりな点があった。無事なら何故剛博士は自分の前に現れないのかだ。
ハイネルはボルテスXに引導を渡さんと鎧獣士ダイモンを完成させる。現れたダイモンにボルテスXが挑み、超電磁ボールを放とうと雷のエネルギーをためていくが、今回は自爆することなくより強大なエネルギーのチャージを完了。超電磁ボールを当てることに成功したが、ボルテスXはまたも倒れてしまう。なんと超電磁ボールを放つ際にボルテスX自体のエネルギーを全て放射してしまったのだ。
幸いダイモンは超電磁ボールを受けた身であり、防衛隊の攻撃に遭って撤退を余儀なくされる。しかし超電磁ボールの件はまたも振り出しに戻ってしまう。新たなる謎はボルテスXのエネルギーコントロールを制御しなければならないのだが、設計書には何処にも制御装置の箇所がないのだ。
またもダイモンが現れるが、さらに新たな鎧獣士サイモンが現れてしまう。これにより超電磁ボールでどちらか一方の動きを止める事が出来ない。この状態のボルテスXを救うのはやはり謎のメカ鷹。メカ鷹のパイロットはボルテスXの背中へ新たなエネルギー制御装置を搭載。これにより超電磁ボールを恐れることなく放つ事が出来る。パイロットの教え通り超電磁ボールで2機とも仕留めることに成功。天空剣がダイモン、サイモンを仕留めることに成功したのだ。甦るボルテスXと天空剣。そしてボルテスXは去りゆくメカ鷹を追う事にした。メカ鷹を操縦する者は果たして父なのか!?
土壇場で間に合った!?超電磁ボール完成危機一髪
遂に完成した超電磁ボールですが、今回のエピソードからひょっとしたら剛博士はギリギリになってあのエネルギー制御装置を完成させて、なんとかボルテスXへ搭載する事が出来たのではないでしょうか。
もし完成していたら、あの設計図にもエネルギー制御装置の説明があったと思いますし、あらかじめエネルギー制御装置を託していたような気がします。獣士が鎧獣士としてパワーアップしたのはつい最近の事。天空剣で殆どの敵をなぎ倒していたボルテスXを苦戦に追い込むような敵が出るとは剛博士も思わず、また突然現れたことで内心焦っていたのではないでしょうか。とりあえず設計図を練るまでは良かったのですが、エネルギー制御装置をどうするかで詰まってしまい、やむを得ず危機に陥るボルテスXへその設計図を渡して、その後を急ピッチで考えないといけなかったのかもしれません。まぁ、とにかく完成して良かったよかった。
今回の突っ込み
スーパーレーザー砲を備えて鎧獣士ダイモンの迎撃に成功した防衛軍。超電磁ボールの力を借りたのですが、一応数少ない戦果です。ですがサイモンが現れてしまい……。
次回予告(担当ナレーション;市川治)
地底深く秘密基地に姿を隠した剛博士の新たな目的は何か?プリンスハイネルの怒りが謎の鷹メカに叩きつけられる。父と子が再開できる日は何時か!?
次回ボルテスX「謎の鷹メカの正体」にご期待ください!!