超電磁マシーンボルテスX
全話解説
第31話 岡防衛長官空に散る!!

脚本:辻真先 絵コンテ:磯浜太郎 演出:あおいあきら、加瀬充子 作画監督:佐々門信芳、金山明博(総作画監督)


めぐみは父の誕生日プレゼントとしてセーターを編んでいた。だが岡防衛長官が防衛長官を辞職届をお出した事を彼女はまだ知らなかった。
 カザリーンは落ちていた宝石を拾った所その宝石が指輪のようにはまってしまい、彼女は何者かに操られるようにベルガンの元に来た。ハイネルが途中でやってきてカザリーンへのコントロールは解け、宝石は鎧獣士ダイアンドとして正体を見せた。女心を誘惑させて操るダイアンド。カザリーンによるテストが終わり作戦は開始された。
近くの海岸で釣りを楽しむボルテスチーム。ひょんなことでめぐみはカニが苦手だと一同は知るが、そこに岡防衛長官のヘリがビッグファルコンに近づく所を目撃。どうやらビッグファルコンで国連大使との会合を控えている模様である。
 会合の前に父に会っためぐみは久しぶりに武術を競い合う。腕は父の方が上。微笑ましい親子の時間が続くかと思われたが、国連大使を乗せた旅客機がダイアンドに襲われる事態が発生。ボルテスXが出動するが、ダイアンドは姿をダイヤモンドと化して姿をくらませてしまったのだ。

 国連大使に事情を説明して、岡防衛長官の辞職は受けいられた。この事を知った剛三兄弟はめぐみに知っているか聞こうとするが、めぐみは武術の特訓中に宝石、ダイアンドを手にしてしまい操られてしまったのだ。 操られためぐみはボルトマシーンを破壊しようとするが、岡長官が現れた為に潜伏を余儀なくされた。現れたのは岡防衛長官と佐近寺博士。岡防衛長官は不治の病に冒されていながら防衛長官として戦い続けたのだ。ヘリで去る岡防衛長官だが、そのヘリにはめぐみが乗り合わせていたのだ。一方剛三兄弟はめぐみを探しており、一平は彼女が嫌いなカニにも先程全く動じなかった事を不審に思い、たまたま通信でめぐみを捜索し、また怪しむ会話を聞いて岡防衛長官は目の前の娘が操られている事を知ったのだ。
 岡防衛長官はめぐみに連絡を取る。ダイアンドは実の娘を討つ事を脅迫するが、間一髪ダイアンドの宝石を吹き飛ばす事に成功。岡防衛長官はめぐみを脱出させる。実の娘でもあり、ボルテスチームの一員だからだ。だが、めぐみの脱出の為にダイアンドを引きつけていた岡防衛長官はダイアンドの攻撃を受けてヘリは破壊された。
 だが岡防衛長官の死をめぐみには悔む時間も与えられない。食い止める4機の為に合流を急ぎ、健一達に雲へ隠れる事を提案する。ダイアンドが雲へ突入した時には、ボルテスXへ合体を済ませていた。
 不意を突かれたダイアンドをチェーンナックルで鎧を引っぺがし、天空剣がめぐみの怒りを乗せてVに切りつけた。
 めぐみは渡すはずだったセーターを手に涙する。そしてお父様と夕陽に向けて叫ぶのだった。


めぐみ、独り立ちに急を要する
岡防衛長官が降板してしまいますが、正直降板させなくてもよかったような。または第9話で言われた独り立ちを実現する為だったのでしょうか。不治の病の設定は後付け感が否めず、少々無理があるエピソードの様な気がしました。
 ただ、冒頭の釣りを楽しむボルテスチームのほのぼのシーンや、一平のギャグシーンとかが見られ矢のは少し良かったと思います。


今回の突っ込み

今回は特にありません。


次回予告(担当ナレーション;市川治)

ボルテスチームが見た新たな鎧獣士の実験とは何か?絶海の孤島に一平の怒りがジャンギャルを追い詰める。とっさに身を投げ出して銃口の前に立つ健一の心とは!?
次回ボルテスX「ジャングルの追跡」にご期待ください!!

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