超電磁マシーンボルテスX
全話解説
第38話 大宇宙へ出撃せよ!

脚本:辻真先 絵コンテ:磯浜太郎 演出:四辻たかお 作画監督:坂本三郎、金山明博(総作画監督)


ソーラーバードの活躍が地球を守った。だがソーラーバードには秘密があった。それが今ビッグファルコンとの連動で明かされようとしているのだ。 なんとビッグファルコンがソーラーバードの反応により変形。赤いボタンを押した時、ビッグファルコンが大鳥島から浮上。ソーラーバードと合体して宇宙戦艦として機能するのだ。ドイル将軍率いる労奴達と手を取り合って今こそ大宇宙へ出撃。ボアザン星へ飛ぶのだ。連続ワープの機能を持つソーラーバードなら、14万5千光年も離れたボアザン星へ移動する事が可能なのだ。
 偵察機を先導させながら、物質との衝突を避けて連続ワープを行うビッグファルコン。その頃ボアザン星でズ・ザンバジル率いる黄金城で、グルル将軍がビッグファルコンの接近に焦っていた。まだ落ち着いたザンバジルがグルル将軍に宇宙戦艦ザルバンでの迎撃を命じさせるが、グルル将軍は戦闘指揮に不慣れなのか焦りを隠せなかった。
 ボアザン星へ間近となったビッグファルコン。これを阻むはザルタンらの大編隊。ビッグファルコンを守るためボルテスXが出撃する。鬼神のごとくアルタイル艦を叩きのめすボルテスXだが、背後からのアンチバリア攻撃でビッグファルコンのバリアが中和されてしまった。さらにザルタンの重力弾が発動してボルテスXが分離してしまう程の危機。ビッグファルコンの切り札素粒子分解法プロトロンで高重力の地域周辺の原子が分解されたが、ズ・ザンバジルには切り札が残されていた。ソドムとゴモラ。二つの衛星を結ぶ電磁波がビッグファルコンに迫る。逃げ場はボアザン星を包む二つの輪から強力な素粒子流が包む。絶体絶命の危機をビッグファルコンは突破する事が出来るのか!?


ライバルも偶然宇宙での最終決戦!
 ビッグファルコンが宇宙へ出撃する所は多分ザンボット3のキング・ビアルに影響を受けたのでしょうか。ですが意外にもキング・ビアルとビッグファルコンが宇宙へ飛び立った回はたった1日違いで放送されています(ザンボットの方が1日先)そう考えると超人バロム1とウルトラマンAの様に偶然被ってしまったと考えた方がいいのでしょうか。(合体して戦艦となるアイデアはキング・ビアルが先ですが)
 それはそうとキング・ビアルの宇宙航行との違いはやはりワープネタ。連続でのワープに、目標地点へ障害物がないかの確認、偵察機をワープで先導させる描写は地味に凝っていてへぇ〜と感じました。ザンボット3のようにメインキャラの殉職などのハードなドラマはありませんが、地味に細かい描写はナイスです。


今回の突っ込み

ワープ航法を知らなかった一平。多分視聴者への説明としてかもしれませんが、ワープの説明が既に第18話でされていたので、多分素でワープを知らなかった事になっているのでしょう。こそこそと聞こうとする描写が少し笑えました。


次回予告(担当ナレーション;市川治)

恐るべき素粒子の海に突入するファルコンの脱出作戦とは何か!?健一達の出現に、ボアザン星の虐げられた人々が立ちあがった。1人白馬を駆る若き戦士とは!?
次回ボルテスX「ボアザン星の大攻防戦」にご期待ください!!

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