超時空騎団サザンクロス 全話解説
第2話 メイクアップ

脚本:鳥海尽三 絵コンテ;須永司 演出:古川順康 作画監督:鈴木英二


 通信の結果、敵異星人”ゾル”がグロリエを狙っていることが分かった。通信が妨害され母星リベルテへ通信を撮ることが出来ない。グロリエを守るのはサザンクロス軍しかいないのだ。
 この事態に対し、上層部は上空に浮遊しているゾル戦艦を攻撃して敵の情報を掴むことを提案するが、攻撃したら一気にグロリエを攻め込まれる恐れがあり反対の声も多い。可決となった作戦の成否はマリー率いる宇宙機甲隊に全てがかかっているのだ。
 会議が終わってジャンヌは早く少尉に昇進して少尉用スパルタスへ乗ることを夢見て手柄を立てたいそんな様子をマリーにからかわれる。
 午後1時。第15分隊は都市周辺の警備に出動する。その一方宇宙機甲隊はゾル戦艦へ攻撃をかける。その中で攻撃艇が都市へ出撃。マリー率いるローガン部隊攻撃艇を撃ち落とそうとするが差がありすぎる。作戦が失敗した中バイオロイド部隊が宇宙基地に迫る。宇宙機甲隊の劣勢の前にジャンヌは任務無視上等で宇宙基地の防衛に向かう。傍観していたシャルルも彼女の為に出撃し、反対していたアンジェイもジャンヌの命令違反の連座で逮捕されると知って出撃した。
 宇宙機甲隊は劣勢。マリーまでローガンをやられてしまい絶体絶命。スパルタス部隊が危機に駆け付け、ボゥイとアンジェイのアシストを借りてジャンヌはバイオロイド部隊を退けた。
 だが攻撃艇が破壊されたことでバイオロイド部隊が退いたことをジャンヌは気付いた。この報告は正体不明の敵を知るには十分な情報だった。この功績でジャンヌは命令違反の犯しながらも少尉に任命された。そして任官式で彼女はなんとカスタムメイドしたスパルタスに乗って登場。彼女の派手な登場は兵士たちを沸かせた。


痛快な15分隊

 規律に縛られることなくフリーダムにやって結果オーライな15分隊の活躍が面白いです。ジャンヌの柔軟性と決断力は例え荒削りでも、まだまだ年端いかない女の子でも全然大丈夫ですね。
 新型スパルタスのパイロットを夢見たり、その一方で女の子らしくファッション雑誌を会議中に読んでいたり軍隊世界に彼女のようなキャラってやっぱり貴重ですよねぇ。しかも隊長で。
 アンジェイの逮捕されると知ってあわてて彼女と一緒に無断行動に走ったり、前回では状況が状況なのであまり描かれなかったシャルルの特徴もはっきりしていて楽しめました。
 最後の任官式のシーンもジャンヌらしさが。カスタムメイドと言ってもうさ耳をつけただけと今の目から見たらちょっとさみしいかもしれませんが、当時では十分お茶目なカスタムメイドだったと思いますよ。(同期のエルガイムでもリリスガイムというよりお茶目な機体が(空想とはいえ)登場しています)


今回の突っ込み

今回は特にないです


次回予告

全員整列!上空のゾル艦隊を突破し、母星リベルテと交信し援軍を要請すること。私志願しちゃったのよね。マリーと一緒がたまにキズだけど。一度宇宙船に乗ってみたかったもん。だけど宇宙戦闘ってこんなだったの!?
次回超時空騎団サザンクロス「スター・エンゼル」
よーし、花の命を空に咲かすか!

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