超時空騎団サザンクロス 全話解説
第3話 スター・エンゼル

脚本:下河内久登 絵コンテ;康村正一 演出:田代文夫 作画監督:山田高広


 上層部は宇宙上空のゾル艦隊を突破し母星リベルテへ交信し援軍を要請する作戦を計画しており、連絡役をジャンヌは立候補した。作戦開始は13時。シャルルはアンジェイとボーイを連れて作戦を遂行しようとするが、アンジェイは上空での戦いと宇宙でのことが違うことと宇宙機甲隊に任せるべきだと主張するが彼女は立候補したから引けないと言って、さらに宇宙船に搭乗することを楽しみにしているのだ。作戦開始前にファンシーライフの最新号を買うために街へ買い物に出かける始末。これで大丈夫だろうか……
 シャトルへ乗り込んだシャルルとボーイ。既に立候補していたマリーの手でシャトルは発射される。
だが先導していたボーグ艦がまるで上空のゾル艦隊に引き寄せられるように加速しだしたのだ。
 どうやってもメインエンジンは止めることが出来ずボーグ艦はゾル戦艦に撃墜された。あっけないボーグの最期にジャンヌは宇宙での戦いに恐怖を覚えた。マリーは言う。宇宙では一秒の差が死に通じるだ。
 初めての宇宙船でジャンヌは怯えてしまい二人に指示を出せない。マリーの指揮の元艦隊戦が繰り広げられるが、ジャンヌの担当箇所が手薄になってしまい集中砲火を受ける。マリーは使い物にジャンヌを平手打ちし喝を入れた。
 一時攻撃がやんだかに見えた。しかし前方からビームの嵐。マリーは敢えて敵艦に体当たりを突っ込む。このような宇宙空間ではどうかわしてもビームを受けてしまう。だったら敵の懐に飛び込んだ方が安全なのだ。懐に飛び込んだマリー艦は激しい電波妨害に襲われるが、ゾル戦艦を抜けた先が本番だ。そしてバイオロイドが出撃。バイオロイドが出撃している間は戦艦からの攻撃を受けることはない。迫るバイオロイドをローガンで迎え撃つマリー。その間に母星リベルテへの通信を送ることに成功した。
 だが真紅のバイオロイド・ジステ・デュールにローガンが被弾。自分達をたびたび苦しめてきたジステ・デュールを撃墜せんとスパルタスで反撃開始。ジステ・デュールは撃墜され、リベルテとの交信も取れた。作戦を成功させたマリー艦は基地へと帰還する。


今回はトホホ?ジャンヌ少尉

 今回は今までその場のノリで作戦を遂行させて結果オーライだったジャンヌですが、宇宙での戦いに苦戦を強いられたのではないでしょうか。一応小隊長に任命されている身でしたら怖気ついてほしくなかったかなぁ……宇宙船に乗るのが楽しみでパイロットに立候補したり、その間にファンシーライフの最新号を買いに街に出かけたりといつものように楽観的な行動をしていますが、それで結果が出せたと違いあまりぱっとしないで終わってしまったので……まぁ最後の戦いは頑張っていたのですが。

 結構さりげない事ですが、宇宙戦では戦艦からの攻撃をむやみにかわすよりも、懐に潜入したほうがいいという説明は結構斬新で面白かったです。そう考えるとリアルロボットもので戦艦からのビームを交わしながら攻撃する描写に突っ込みを入れたくなってしまいます。


今回の突っ込み

ジャンヌが担当している砲座。結構しょぼいような気がします……


次回予告

ボーイと二人でパトロールしてたら、誰もいないはずのところに誰かいるのよ。あれがゾル?それとも人間。私達正体を暴こうとしたんだけど、ボーイが捕まっちゃって……私一体どうすりゃいいの?
次回超時空騎団サザンクロス「ハーフムーン」
月夜の晩のミステリー……


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