超時空騎団サザンクロス 全話解説
第4話 ハーフムーン

脚本:下河内久登 絵コンテ;高野太 演出:須永司 作画監督:鈴木英二


 本部への帰還命令を受けたジャンヌとボーイだが、ゾルの影を見てジャンヌは偵察を続行する。不審な影はゾルのバイオロイド。そこでジャンヌはバイオロイドのパイロット。つまりゾルの異星人を発見。さらに彼が人間と姿が変わらない事に動揺する二人。しかし彼に見つかったことで一斉に追手が現れる。能天気な彼女は何とバイオロイドを単身で退けようとするが、その間にジスタ・デュールにボーイが捕らえられてしまい、彼女のホバーも破壊されてしまった。
 今回の偵察で、グロリエの地にゾルは拠点を作ろうとしていることが明らかにされた。ゾルの情報と掴むと同時にボーイを救出するためにジャンヌは出撃を志願するが、ロルフは腰を上げようとしない。彼の息子であるボーイの事を告げるのだが、部下が捕われているのに隊長がこの場にいる現状を突いてジャンヌの意見を阻む。もし出撃命令を下したらボーイのような事態に遭う兵士達が続出してしまうはずだからだ。
 ロルフの言葉が効いたジャンヌはアンジェイからもなじられてしまう。だが彼女は強い。部下を見捨てて逃げたのではない。もし自分も捕まったら誰がボーイを助けに行くのかと。見事な切り替えにアンジェイは彼女の心意気に同調。夜間特別戦闘訓練と称してボーイ救出作戦が開始された。

 一方ボーイはゾルのパイロットと接触を試みるが、言葉が通じないことから彼らが異星人だと気付く。閉じ込められたボーイは単身で脱出しようとするが、強固なセキュリティに阻まれてしまう。 一方夜は明けて上層部は11時に作戦を決行する予定だ。
 遂に15小隊は目的地に到着。アンジェイ達がバイオロイドを引きつけている間に自分はボーイを助けなくてはならない。だが、ジスタ・デュールとそのパイロットが目の前に立ちはだかる。熾烈な一騎打ちを繰り広げるがジスタ・デュールにスパルタスが持ち上げられてしまう。スナイパー形態へ変形して肉弾戦を繰り広げる中、ボーイが監禁されている部屋に穴が開いた。スナイパーガンでジスタデュールの頭部を破壊し、彼の救出に成功した。
 ボーイが救出された。僅か1小隊で彼を救出した彼女の手腕にロルフは驚きを隠せない。しかし、スパルタスに頭部を破壊されたジスタ・デュールが襲いかかる。その時本隊から総攻撃命令が入り、ラーナ率いる惑星軍憲兵隊の援護で事なきことを得た。本来情報を得ることもあり、戦力の疲弊を避ける為両者は撤退。そして戦場跡にはゾルの戦艦が姿を現した……。


見事!ジャンヌの切り替えっぷり!!

 やはり15小隊の面々のキャラで楽しむノリの作品かもしれませんね。ロルフに部下を見捨てて逃げた隊長がどこにいるといわれて落ち込みますが、アンジェイに詰られて自分も捕まったら誰がボーイを助けるのかと考えを切り替えるところに彼女の強さを感じさせてくれます。軽く開き直っているようにも聞こえますが実際にはこのようなポジティヴな精神力の強さも大事ではないかと思いますよ。


今回の突っ込み

今回は特にないです


次回予告

頭上に居座るゾル戦艦。あれのおかげで満足に遊べやしない。って言ったらラーナには怒られるし、マリーは馬鹿にするし。もう上も下もうっとうしいわね!よーし!一次攻撃隊が駄目なら私がゾル艦を落としてやるわ!
次回超時空騎団サザンクロス「トラブルシティ」
ターゲットはオンリーユー。


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