超時空騎団サザンクロス 全話解説
第7話 ラビリンス

脚本:川崎知子 絵コンテ・演出:須永司 作画監督:なかじまちゅうじ


 戦艦内部に突入した第15分隊。 彼らによって偵察は行われる。まさに虎穴に入らずんば虎児を得ずである。
 脱出口を確保して二手に分かれて艦内の偵察を続行する第15分隊。だが彼らが移動した後退路がふさがってしまい、合流が不可能になってしまう。その中でアンジェイ隊のロードが何者かにさらわれる形で行方不明になってしまい、ジャンヌ隊も自分達が孤立させられている事に気づく。センサーですら使えない状況から突破口を力ずくで開く事に。主砲で道を切り開き単身で内部の偵察を続行する。
 その中でルーイによりジャンヌ達は未知の存在を目にする。体の各部分がバイオ反応で培養されていたのだ。だがたまたまルーイがワープ装置を触れたことでボゥイがとある空間へ飛ばされてしまった。その部屋には不思議なメロディーが流れメロディーの元には一人の少女がいた。恐れる少女に対し無抵抗で近づくボゥイだが言葉が通じないのか会話が進展しない。その中で彼女の楽器を弾こうとするボゥイの姿から彼女は心を開こうとするが、二人の男が彼に銃を突きつけた。土壇場で彼らを倒すボゥイだが、目の前の殺害が彼女の心を再び閉ざしてしまった。後ろからの銃声から必死に逃れる彼女を追うボゥイだが、彼女の足が負傷していないことを疑問に覚える。
 ジャンヌ達と合流したボゥイは事情を説明し、偵察を続けると彼らがゾル星人の民間人が住む町の存在を知る。そこに彼女の姿を目にするが、彼女が、いや人々が皆三つ子だという事実を知るのだ。時間がない事もあり追手から逃れるジャンヌ達はシャルルの舞台と合流し、シャルルから最初から罠である事を知らされる。だが何者かの手にジャンヌ達が牢に閉じ込められ、真上からプレスが迫る。この状況を打破するためにスパルタスの主砲が火を噴きプレスを破壊する。それと同時に彼女の姿が消えるが、答えは床が抜けて新たなルートを発見したのだ。それと同時に電波妨害が解け脱出を開始。
 だが、待ち伏せていたサイフリート率いるトゥ・シィエンドラル部隊が彼らの出口を陣取って総攻撃をかける。ギリギリで突破に成功した第15分隊だが、半数近くの犠牲者を出し、ジャンヌ達の心は晴れない。そしてボゥイは出会った少女の事が気がかりだった。


迷宮脱出作戦

 今回がその突入作戦。第15分隊がゾル星人とファーストコンタクトをかます回でもあり、ボゥイと少女・ムジカの出会いと結構重要なエピソードではないかと思います。
 ただ名無し的には最後の犠牲者ネタはいまいちぱっとしない気がします。これに関しては第15分隊がジャンヌとシャルル、アンジェイ、ルーイ、ボゥイの面々がメインで残りはモブだという点もあるかもしれません。なので犠牲者が発生してもそこまで感情移入が出来なかったりします。サイフリートとの戦いももう少し力を入れて描写して強敵っぽさを出してほしかったなぁと考えています。


今回の突っ込み

今回は特にないです


次回予告

三人一組の不思議な人間達。やはり本当のゾルは別にいた。だがバイオロイドの正体を改造人間と知った軍上層部は敵を宇宙海賊と判断、総攻撃を指令した。このままでは人間同士が戦いになってしまう。
次回超時空騎団サザンクロス「メタルファイア」


BACKBACKNEXT

inserted by FC2 system