超時空騎団サザンクロス 全話解説
第10話 アウトサイダー

脚本:下河内久登 絵コンテ:古川順康 演出:鈴木幹雄 作画監督:野崎恒信


 ラーナによってサザンクロス軍に保護されたサイフリート。ロルフの命で彼女とコクトーによってサイフリートの生態調査からゾル星人の生態の調査を行う事に。だがサイフリートは前回の戦いの中で地球人の生態を探るために彼らに敢えて撃墜される形で地球へ漂着したのだ。
 一方ジャンヌはジョルジュの死もあり朝まで一人ピアノを枕代わりに眠っていた。目が覚めるとシャルルからボゥイが恋煩いを起こしている事を知らされる。彼はやはりムジカに心を奪われているのだ。だがアンジェイの心ない一言からボゥイは飛び出してしまう。戦争は戦争、敵は敵分かり合える事はないだろうか……。
 傷心のボゥイを励まそうと彼の部屋に入り込むジャンヌ。ピアニストの夢を抱く彼だが戦争がある限り夢はかなわないと悲観してしまう彼をジャンヌは戦争と夢は関係ないと励ます。
 その頃、同盟惑星リベルテからの救援が宇宙でゾル艦隊と交戦を繰り広げていた。だが、ゾル艦隊に完膚なきまでに破壊され帰還したのは脱出カプセルのみ。思いがけない救援に胸を弾ませて現場に向かった第15分隊の面々は拍子抜けしてしまう。
 ジャンヌによって司令軍に到着した辺境警備隊のジョージ・ロンマル少佐。彼が最初で最後のリベルテ兵士であることに驚くレオンだが、ジョージの口からはグロリエは十分ゾル星人に対抗できるものであるとの言葉。つまり救援はないとのことだ。孤立無援のグロリエ。その危機を救うのは研究されるサイフリートなのだ。


我々に援軍なし!

 今回は今一つよくわからなかったかなぁ。ストーリー解説もかなり時系列がバラバラだったので、分かりやすいように時系列を変えて書きました。
 サイフリートの存在は冒頭で語られていたので結構まだっていましたが、惑星りベルテの存在やマリーが負傷していた事を忘れていた人は多分多いでしょう。いやマリーが病院へ送られたことなんて初めて知ってええっ!?と驚いた人もいたかと思います。サザンクロス、ここのドラマはともかく、伏線のインパクトが弱いためどうしてもあれっ!?そんなことあったっけと戸惑ってしまいます。


今回の突っ込み

 辺境警備隊のジョージはその後どうなったのでしょうか。援軍は出せないと言っておいて(最もそれは大将のメッセージなので彼自身悪くないのですが)、もう故郷へ帰れない状況の中でどうすればいいのでしょうか。むぅ哀れ……


次回予告

ラーナが捕虜のバイオヒューマンを陸軍病院に隠していることが判明。15分隊あげての潜入作戦が始まった。果たして厳重な監視網を突破できるか。今5人の頭脳が青春を賭けて挑戦する!
次回超時空騎団サザンクロス「デジャブー」
運命の翼は風を切れるか?

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