超時空騎団サザンクロス 全話解説
第17話 バイオザイガー

脚本:鳥海尽三 絵コンテ:古川順康 演出;鈴木幹雄 作画監督:高橋朝雄


 ゾル旗艦占拠のために飛び立った第2次攻撃隊。ロルフ自ら指揮を執るこの作戦は状況によっては平和的に戦争を解決する糸口になるこの作戦は成功させなくてはならない。
 作戦まであと2時間。第15分隊はバイオヒューマンの事を考える。自分のように彼らも人間として解き放つ事も出来る。自分を救った第15分隊の為に分隊の少尉として突入作戦に奮い立つサイフリート。彼に刺激されるように決意を固める他の面々。だがボゥイは父の事、そしてムジカの事が気がかりだった。

 第15分隊は飛び立った。だがボゥイはバイオロイドと戦う事が不安だった。あのシステムが導入されてしまいバイオロイドの殺傷確率が極めて上がっている。他の皆のように戦いに感情を割り切る事が出来るのだろうか……そんな彼にジャンヌはシステムを切って戦えばバイオヒューマンを傷つけずにバイオロイドを無力化させる事が出来る。危険かもしれないがジャンヌとなら出来る。確信したボゥイはこの戦いで自分に何か大きな変化が訪れようとしていると告げ、自分はジャンヌを好きだったと告白。そしてこの戦いで彼女を守る事を決意するのだ。

 そして作戦が開始された。激闘の中で突入を開始する第15分隊。だが彼らの前に立ちはだかるのは三位一体の新兵器バイオサイガー"インヴィダ・シィエンディエル"に苦戦を強いられる。だが相手がバイオヒューマンではなくゾル星人だと知るとジャンヌはスイッチを入れた。ボゥイも戸惑いながらスイッチを入れた。だがSVTLを駆使してもバイオサイガーの大群を前に突入は許されない。この状況を切り開くのはロルフ自身。己の艦を盾にして血路を切り開き、彼らに突入をさせるのだ。
 だがそこに新手のゾル戦艦が接近。被害が増す状況の中ロルフは退避命令を出す。だが既に第15分隊は戦艦内に突入する。だが先導のサイフリートがゾスマに操られてしまい離反。サイフリートを追うジャンヌだがその先には赤いバイオロイド。そうジスタ・デュールの姿があった!


バイオヒューマン≧ゾル星人?

 むぅ、今回も何かよく分からなかったなぁ……サイフリートの裏切りネタぐらいではないでしょうか。まずストーリー解説の項目では省略しましたが、マリーがちゃっかりシャルルを許していたような描写があり今一つ。あんな別れ方をしたのならシャルルにも男を見せてあげたかったですね。そりゃあ第19話で彼の男らしさは見られますが、プレイボーイである彼の命を賭けた男っぷりが見たかったです。
 次に対バイオロイド用のシステムを切ってバイオヒューマンに致命的な被害を与えずに攻撃しようとするジャンヌの姿はいいとして、バイオヒューマンではなくゾル星人が操縦すると知るとすぐにスイッチを入れてしまう姿は何か偽善者っぽい感じです……できればボゥイみたいに少しためらってほしかったかなぁ。


今回の突っ込み
今回は特にないです。


次回予告

ゾルの旗艦に突入した15分隊は逃げ道を塞がれて、膨大な艦内に取り残されてしまった。手さぐりに進む隊員たちに次々に襲いかかる奇怪な現象。今決死の占拠作戦が始まった。
次回超時空騎団サザンクロス「ワンダーランド」
貴方はもう一人では眠れない……。




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